鬼によるレスティア襲撃から三週間。 ライアとセツナの二人は、各々の目的を胸に辺獄地帯へと向かう。 かつての黄金都市ヘイメスは過去の華やかさを失い、今や崩落都市と化していた。 其処で出会った竜族の男と対峙する二人は、以外にも早く終わりへの道標を識る。 その一方で。 空中都市楽園《エデン》へと連れ去られたフィンドラは、囚われている牢獄で一人の竜族の少年と出会う。 その出会いが、彼女の生き方を大きく変える真実へと繋がる。 『貴女も自分の信じる道を進めばいい。私が信じてあげる、私が認めてあげる。貴女という存在を、私が大切にしてあげる』 『……たった今、探し物は見失った』 『大好きだからこそ……せめて、私の手で──』 『誰かが欠けた未来なんて、生きる価値すら無い』 交差する数多の想いは、辺獄地帯で勃発している竜と鬼の戦争へと関わっていく。 戦争のカギを握るのは“月の方舟”と呼ばれる封印された魔法だった。 たった一人を救う為の戦い。 全ては繋がり──物語は今再び動き出す。 ※会話文の「」を『 』にしています。

日常に飽き飽きし、異世界に憧れる高校生カイトは、不幸にもトラックに轢かれ異世界へ転移を果たす。 転移の際、女神に言い渡されたのはチートなしの宣告。 意気揚々と異世界に乗り込むカイトであったが、たどり着いたのは血と死臭に満ちた戦場のど真ん中であった。 大気にあまねくマナはカイトにとって猛毒。 容赦なく襲い来る魔族と、カイトを敵視する人間たち。 絶望の中で、カイトは亡き妹との約束を思い出す……。 異世界チート無双へのアンチテーゼ。 異世界に甘えるな。 自己を変革せよ。 チートなし。テンプレなし。 異世界転移の常識を覆す問題作が、ノベルアップ+に登場。 ――この世界で生きる意味を、手に入れることができるか。 ※「小説家になろう」にも掲載しています。

私立ノベプラ女学院。 その生徒会を務める3人は、黒百合、白百合、赤百合と生徒たちから呼ばれ、親しまれていたのだった──。 2020 7/26 連載開始。 同 10/17 本編完結。以降は思いついた番外SSを更新していく予定です。 番外SS「野辺良神社の巫女姉妹」は単体で読めるようになっています。 同 「百合 × BL」も同様です。 ※BLフェア2020参加 作中作『ノベプラ学園黙示録』 表紙画像は実在する教会の庭先にて撮影しました。

妹を救う為、天使と共に黙示録の騎士に挑む 最愛の妹セイカの死に打ちひしがれる青年・御恵アリヤは、後追い自殺のために向かった高層ビルの屋上で天使を自称する少女リリィと出会い、セイカの死の真相を知った。 「大切な妹を救えるなら、魂なんかくれてやる」 世界を終わりへと導く『黙示録の騎士』を解き放つ生贄として地獄の奥深くへ幽閉された妹を救う為、アリヤはリリィと魂をかけた契約を交わし、強大な力を持つ騎士との壮絶な戦いに身を投じる。 アリヤは人々が突然暴徒と化す様子を記録した投稿動画を手掛かりに調べを進める内に、騎士の1人である『戦争』に辿り着く。 守護者を名乗る青年・寳井シエルの助けを借りつつ『戦争』を倒すために奔走するアリヤだが、騎士の魔の手は次第に幼馴染の百合ヶ丘シオンにまで及んでゆく。 『征服』、『戦争』、『飢餓』、『死』の名を冠した騎士との熾烈な戦いや、人間のアリヤと天使のリリィがそれぞれの思いを抱えつつ、いがみ合い、手を取り、少しずつだが信頼を形成していく姿にも注目して頂ければと思います。

<転生したら魔王にされました～これから悪事を働いて行こうと思います〜> ゴキブリ3匹を殺生した罪で地獄行きが決定した主人公だが、運がいいのか悪いのか、地獄がある事情で満杯になっていた。 その緊急事態の処置として、異世界へ転生し、必要悪となって世界に貢献しなければならなくなってしまうのだった。 異世界"魔王"転生、ファンタジー＆コメディの自信作となっております。