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怪物。それは生存本能を無視するケモノ。不条理に人々を喰らう、恐怖の代名詞。 数々の怪物が皇国を襲い、民を恐怖に陥れたとき、一人の青年が現れ言いました。 「怪物を御すのは英雄ではない。この地に暮らす、あなた達自身なのだ」と。 ただ討伐するのでは足りない。それと同時に、討伐が怪物の被害を加速させる事もある。 彼が語り、為したものは「ケモノ退治」ではなく。確実に被害を断つ事に注力した「ケモノ対策」だったのです。 青年が語る言葉、私達が辿った旅路。清廉なる信仰、夕暮れの稲穂。 それは確かにこの国に存在したのに、忘れ去られた記憶たち。 そして今から語るのは、世界に忘れられた人々の生き様を、あなたに伝える物語でございます。 ♢ 和風ファンタジー×鳥獣被害対策。 お仕事モノあるあるな現代知識無双を、野生動物管理学でやってみよう的な企画です。 獣の対策が殲滅を意味する世のファンタジー世界に対して、野生動物管理の概念がどこまで適応できるのか。かつての理系蛮族、前代未聞の挑戦をここに。設定の矛盾回避やストーリー展開の調整のため、既存部分の修正を行なっています(5/28)
読了目安時間:3時間48分
商業化の強い希望があるわけではないけど、本になった自分の作品を見てみたい。そんな動機からスタートし、気付けば文フリ等のイベントに入り浸るようになった者です。力尽きなければ製本方法、絵の頼み方、広告などの話をします。考える事は多少あるけど、結論から言えば楽しいですよ。
読了目安時間:7分
祈りを科学へ昇華する、星沁科学の黎明期。 湖畔の学院都市『チチェリット』に、ひとりの少女が流れ着いた。誰よりも疾く術式を構築し、機巧を駆る『科学の申し子』。 彼女の影には、科学を否定するはずの教会、そして科学で解明し得ない神秘の存在が示唆されていた。 「この物語の結末は、全てを託した〈彼女〉の元に」 ──これは、誰よりも呪われ、愛された少女の物語。 ◇◇◇ 機巧で神秘を科学する、不遜な科学者たちの街からお送りするスチームパンク風味ファンタジー。 表紙は茶頭巾先生(@Terezo_chazukin )にいただきました!
読了目安時間:6時間35分
琥珀渓谷。古くから琥珀の産地として有名な、かといって人気絶大というワケでもない清閑な観光地。 観光のため渓谷に出かけた速水里奈とその一行は、湖畔のキャンプ場で「歌う琥珀」を巡る事件に巻き込まれる事となる。 「この山、アレがいる」 ──諦めろ探索者。生き足掻け、探索者。 狂気と隣り合わせの世界で綱渡りのように生きながらえるのが、日常の一膜向こう側、「古の神々」の世界を覗いた者たちの宿命なのだから。 ◇◇◇ テラさんが過去に作成した、クトゥルフTRPG用キャラクター達が織りなすリプレイ小説風の群像劇。すなわち中の人全員テラさんというカオス小説です。クトゥルフコンで、ポイント一番取ってたはずだよ(締切時点目測確認) 「クトゥルフの楽しさって何?タコが出て来るだけじゃないの?」ってそこの人!騙されたと思って読んでみてください。そう言う人にこそ読んで欲しいのです。 クトゥルフ小説は後味が悪い? いやいや、本小説では味の素くらいにしか使ってないんで、後味スッキリですよ。淡麗しおラーメンのようにちゅるりと読了できるはずです。 ささ、準備ができた皆々様はどうぞこちらへ。 ──ようこそ、這い寄る者たちの待つ夜へ。
読了目安時間:40分
西洋の獣は『魔物』であり、東洋の獣は『神』そして『タタリ神』であった……過去の歴史を踏まえたうえで、適切なファンタジーライフについて考えてみようという企画です。 なろうだとクソリプが集まりがちで書きたくなくなるので、ある程度たまるまではノベル+のみで連載。そして理系蛮族よろしく気まぐれ更新です。 取り敢えず骨組みを走り書きしていくので、もっと詳しい事知りたいってことがあれば、各話にコメントをください。知ってる範囲で加筆します。
読了目安時間:26分
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「ちょっと運命的かもとか無駄にときめいたこのあたしの感動は見事に粉砕よッ」 琥珀の瞳に涙を浮かべて言い放つ少女の声が、彼の鼓膜を打つ。 彼は剣士であり傭兵だ。名はダーンという。 アテネ王国の傭兵隊に所属し、現在は、国王陛下の勅命を受けて任務中だった。その任務の一つ、『消息を絶った同盟国要人の発見保護』を、ここで達成しようとしているのだが……。 ここに至るまで紆余曲折あって、出発時にいた仲間達と別れてダーンの単独行動となった矢先に、それは起こった。 魔物に襲われているところを咄嗟に助けたと思った対象がまさか、探していた人物とは……というよりも、女とは思わなかった。 後悔と右頬に残るヒリヒリした痛みよりも、重厚な存在感として左手に残るあり得ない程の柔らかな感覚。 目の前には、視線を向けるだけでも気恥ずかしくなる程の美しさ。 ――というか凄く柔らかかった。 女性の機微は全く通じず、いつもどこか冷めているような男、アテネ一の朴念仁と謳われた剣士、ダーン。 世界最大の王国の至宝と謳われるが、その可憐さとは裏腹にどこか素直になれない少女ステフ。 理力文明の最盛期、二人が出会ったその日から、彼らの世界は大きく変化し、あらゆる世界の思惑と絡んで時代の濁流に呑み込まれていく。 時折、ちょっと……いや、かなりエッチな恋愛ファンタジー。 【第二部以降の続編も追加し、一作品として連載再開しました】
読了目安時間:28時間50分
2023/02/14から募集開始の『AIと人間の恋』のテーマに挑戦しています。 AIが搭載された体組成計と、その家の男の子が交流するお話です。 物語も後半に差し掛かってくると、『男の子』と呼ぶには少々育ちすぎなのではないか、もはや『漢』ではないのか、そう思われるかもしれません。 しかし、どれだけ背丈が伸びても、体が大きくなっても、根っこにあたる部分はほとんど何も変わっていないので、やはり男の子でいいんです。間違ってません。なにも。計画通りです。すべて。もちろんですとも。 なにはともあれ、まずは『ラブコメになってくれているといいな』と思うのが正直なところです。意識して書いたことがあまりないジャンルなので、正直なんとも言えません。 楽しんでいただければ幸いです。
読了目安時間:20分
【本作はディストピア小説に属する近未来ファンタジー作品です】 貧困により苗字を売られた少年『創』は幼い頃大切な友達を殺された。 『ペスト』に侵されたネズミを喰い死んでいった友の仇をとる為、この腐った世の中に復讐する為、メスの刃を世界へ向ける。 メスを向けた相手が『化け物』だということを『創』はまだ知らない。 中途半端な正義へのアンチテーゼ。 子供たちの無垢な想いが汚い大人を、悪を淘汰する瞬間。どうか見逃さないでください! (表紙は『魅羅ちぇ555』様に、挿絵は『真琴』様と『魅羅ちぇ555』様に描いていただいており全て許可を得たものとなります) 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
読了目安時間:5時間22分
どこか遠くに本当にある場所。オフィーリアという国での群像劇。 古典恋愛風群像劇+雑多ジャンル連作短編です。 本編:王道(定番)の古典恋愛風ストーリー。ちょっぴりダークメルヘン。ラストはハッピーエンドです。 外伝:本編の登場人物達が織りなす連作短編。むしろこっちが本番です。 シリアス、コメディ、ホラーに文学、ヒューマンドラマなどなど。ジャンルごった煮混沌系。 ■更新→別連載「劫波異相見聞録」と本作をあわせて年4回です。(2,5,8,11月末にどちらかを更新します) ■らくがきや小ネタ、グッズなど個人サイトに→http://ophjkm.at-ninja.jp/ ※この作品は、他サイトにも投稿しています。 ★第9回ネット小説大賞二次選考通過作
読了目安時間:7時間30分
世界が争いに満ちた時『双星の神子』はその姿を現す。 はじめは災いをもたらす悪魔として、二体の悪魔はその力をもって世界に死を振りまき、やがて死ぬ。 深い眠りのあと『双星の神子』は再び、その姿を現す。 混沌の世界を導く救世主として、新たな世界を照らす光となる――。 紅と紫、左右で色の異なる『神ノ瞳』を宿す双子の兄妹『フィオーラ』と『フィアーナ』。 生まれながら強大な魔素を身に秘めた二人はその容姿も相まって『双星の神子』の生まれ変わりとして人々に畏れられていた。 幼少期に受けた多くの迫害の数々……辛い日々を耐え抜きながら六年という月日が経ち、人々の認識も段々と変わり始めた頃、父と共に故郷を捨てた二人は新たな街で多くの人と出会い、そこに住む人々の優しさと温もりに触れ、少しずつではあるが心に負った傷も癒えていく。 そして、十三歳を迎えたある日……二人は『死んだはずの母親』がまだこの世界のどこかで『生きている』ことを知る。今まで嘘をつき続けて秘密を隠してきた父にフィオーラたちは問いかける。 「ぼくたちのお母さんってどんな人?」 しかし、考古学者の父はただ「答えられない」と二人を強く突き放し、そのまま行方をくらましてしまう。失意の中、取り残された兄妹はまだ見ぬ母親の姿を求めてついに旅立つ。 優しくも残酷なこの世界で自分たちが生まれてきた本当の意味を求めて……これは、そんな双子の兄妹が紡ぐ『キセキ』の物語。 ※小説家になろうでも掲載しています。
読了目安時間:5時間11分