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レティは貴族の令嬢でありながら騎士を目指す身。 背の高さは戦いにおいては有利と知っているけれど、殿方との身長差が気になるお年頃。 そんなレティが入学した学院に、庶民でありながら新入生としてやってきたアーユ。彼は平凡な顔に群衆から頭ひとつ抜きん出るくらいの高身長を持っていた。 周囲の貴族たちは「身の程知らず」と嫌悪するけれど、背の高いアーユの隣でなら憧れていたハイヒールも履ける!とレティは彼にバディを組もうと申し出た。 一見するとレティに益のない申し出に、アーユは彼女を警戒する。 けれどバディを得られないと退学になると聞かされたアーユは、レティの意図が読めないまま覚悟を決めて彼女の手を取った。 騎士令嬢と猫かぶりな庶民。 レティはハイヒールを気兼ねなく履くため、アーユは学院卒業という肩書きを手に入れて将来の安泰のため、互いに手を取った。 はじめはお互いに利益のためにバディとなったふたりだったけれど、いっしょにいるうちに相手のことを意識し始める。 アーユは戦うレティの気高い立ち姿に見惚れ、レティは頭脳派なアーユの隣に立つうち彼を異性として意識しはじめる。 互いに互いを気にしているふたりだけれど、身分や立場が邪魔をしてなかなか想いを伝えられず、想いばかりが募っていく。 その様は周囲から見れば明らかに両思いで。 ふたりが学院でのバディとしてだけでなく、公私ともにバディになれる日はいつなのか。 じれじれでもだもだな異世界ファンタジー身分差恋愛物語。
読了目安時間:1時間0分
ルチアは病弱なふたごの兄ルークに成り代わり、勇者として過ごすことを選んだ。 表向きには病弱な令嬢ルチアとして屋敷に引きこもり、その実、勇者として全身鎧をまとい姿形を隠してひたすら剣を振るう日々。病弱ながらもやさしい兄や心から案じてくれる両親、そして数人の使用人に助けられながらルチアは勇者として戦った。 少女だったルチアも四十歳になる年、ついに勇者は代替わりを迎え、これからは領地の屋敷にこもって静かに余生を過ごそうと思っていたルチアだったが、周りがそれを許さない。 騎士団の副団長として長年ともに戦ってきたオーウェン・ロペスは、情熱的な赤い瞳でルチアを射抜く。 「あんたの背中を守りたい。だめか?」 王弟であり現宰相でもあるウィリアム・クラークは、勇者のファンだと言いルチアこそが勇者として戦ってきたその人だと見いたうえで微笑みかけた。 「どうか私の妻として、生涯そばにいていただけませんか。これは王族としてではなく、私個人の願いです」 商人のロバート・ブラウンは、妖艶に笑ったかと思えば快活な笑みを見せルチアを翻弄する。 「僕とふたりで、世界を旅しない? あなたとなら、どんなところでも最高の気分になれると思うんだ」 心が揺れ動き、誰の手を取るべきか悩んでいたとき。 三人の男たちだけでなく、長年そばにいたノアからも思わぬ告白を受けて……? 遅くやってきた春に、男性経験のないルチアはたじたじ。 ルチアの思い描いていた静かな余生は一体どこへ!? 小説家になろうにて「ワケアリ不惑女の新恋」企画参加作品。
読了目安時間:1時間40分
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ふんどしを始めて2年。少しは殿方を描くのがうまくなっただろうか? 堺くんは、ふんどしが好きだ。いや、全裸は問題があるので、モザイクの代わりとして、ふんどしを描き入れているだけかも知れない。 ふんどしは夜ひらく。 さあ、今宵も絵の練習に励もうぞ。 別に意味はない。見た人も何の得にもならない。まさに誰得である。 毎回、100~350文字ぐらいしか文字がない。大して文章は書いてない。 ので、気軽に絵だけでも眺めていくがよい\(^o^)/ ふんどしあり、妖怪工場あり、普通のありのお絵描きギャラリー。
読了目安時間:1時間2分
どこか遠くに本当にある場所。オフィーリアという国での群像劇。 古典恋愛風群像劇+雑多ジャンル連作短編です。 本編:王道(定番)の古典恋愛風ストーリー。ちょっぴりダークメルヘン。ラストはハッピーエンドです。 外伝:本編の登場人物達が織りなす連作短編。むしろこっちが本番です。 シリアス、コメディ、ホラーに文学、ヒューマンドラマなどなど。ジャンルごった煮混沌系。 ■更新→別連載「劫波異相見聞録」と本作をあわせて年4回です。(2,5,8,11月末にどちらかを更新します) ■らくがきや小ネタ、グッズなど個人サイトに→http://ophjkm.at-ninja.jp/ ※この作品は、他サイトにも投稿しています。 ★第9回ネット小説大賞二次選考通過作
読了目安時間:7時間22分
あやかし、ニンジャ、ロボット、恋愛。混ぜるなキケンが入り乱れてのトンデモバトル伝奇時代劇。 本編 妖刀『古骨光月』の使い手、桜良兵之進《さくらひょうのしん》は、双子の妹、綺乃や、なぜか居候している謎の春画(薄い本)絵師、恋町春日とともに、道場を切り盛りして暮らしている。というのは仮の姿。 本当は、兄の兵之進が妹の綺乃に、妹の綺乃が兄の兵之進にと、それぞれ変装し、入れ替わっているのである。 そこへ、おどろおどろしい筆致の瓦版が持ち込まれる。 友人の廻り同心、横井一磨(実はニンジャ)に頼まれ、兵之進は物の怪退治に出かけるが。 番外編 てるてる坊主の妖怪、掃晴娘《そうせいじょう》に身体を乗っ取られてしまった兵之進。 恋町とともに自分自身を探しに秋の空。 夕暮れと、てるてる坊主。ちょっとだけラブラブなお話。 あやかし、モノノケ、妖怪、幽霊。取り憑かれるなら何でもござれ。 兄と妹が、名も姿形も取っ替えて、あやかし蔓延る八百八町を妖刀片手に鬼退治。 面白かったらブックマーク登録とスタンプをお願いしますー! 表紙フリー素材はジュエルセイバー様よりお借りしました。
読了目安時間:7時間40分
タイトルを見て「死にかけた、だなんて大げさな……」と思いませんでしたか? 『バセドウ病』という病気にかかって体験したこと、考えたこと、感じたことなどを、思うままにつらつらと書いてゆこうと思います。大げさかどうかは、読んでみてから判断して下さいね。 同じ病気に悩まされている人も、そうでない人も「病気とは無縁だよ!」という人にも。 これを読んで、なにかを感じとっていただけたなら幸いです。 エッセイを書いたことのないので正直、闘病エッセイ作品としては、かなり稚拙でお粗末なものかと思われます。ですが、一生懸命つづってまいりますので、よろしくお願いします。 ※あくまで自身の体験話であり、病気にも人それぞれ個性があります。バセドウ病患者の中にはこんな経験をした者もいる、というお話であり、すべてのバセドウ病患者に共通することではありません。 ※2020年7月31日をもちまして、完全に活動停止致します。(詳細は『裏街あかりの活動日記』とプロフィール欄にて記載しております) 大変恐縮なのですが、8月以降に頂いたコメント・スタンプなどの返信は出来ません。申し訳ございませんが、あらかじめご了承願います。
読了目安時間:45分