※性的要素を匂わせる描写がございます。閲覧の際はご注意ください。 箱入り娘の女の子が奇妙な空間に閉じ込められ、素顔を隠している女の子とお家に帰るために奔走するお話です。 ふと気がつくと、霞子は出てはいけないはずのお屋敷の外へ出てしまっていた。右も左もわからない、オレンジ色の明かりだけが頼りの空間。耳を澄ませると、自分を呼ぶ声、どこか懐かしい声。そしてそれを遮るかのように現れた、顔を隠した少年・レウ。人間を食う異形の世界に閉じ込められていると聞いた霞子は、唯一の頼りであるレウと共に、オレンジ灯の迷宮からお屋敷へかえろうとする――。 別サイトで掲載していた過去作です。
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