プロフィール

魔女になるための修行で一人暮らしを始めようとしていた少女ルチカ、ひょんなことから彼女が助けた女の子ハンナは異世界からやってきたというのだ。 ハンナを元の世界に帰すためにルチカは自分の世界の闇に触れて巻き込まれていく。 魔法の起源、異世界召喚術の謎、そして魔法使いがなぜ箒で空を飛ぶようになったのか。 大人たちの思想の争いに少女二人が出した結論とは・・・ こちらの作品は自作のノベルゲーム『魔女は空を飛べない』の再構築小説版になります。 現在ノベプラにて連載中（現在は一部完結）の『もしもし かみさま』にも登場したルチカとハンナの前日譚の物語です。（正式にはノベルゲーム版の方が先に完成していたのでもしもしかみさまの方が後日談ということになりますが） 現在毎週金曜日更新中 表紙イラスト：かすみ

『神様って信じる？』 現代の日本においてこの問いに「信じていない」と答える人は多いだろう。 今どきの若者は生まれたときから既に科学は発達している。 日本は世界的にも宗教に疎いということもあるが、それ以上にやはり科学の発展というものが神不信に拍車をかけている。 そんなことをいちいち意識せずとも神という存在をどことなく否定しているのだ。 日坂空人もそんな若者の内の一人だった。 だがふとした行為で彼は神の存在というものを考えざる得ない状況に陥る。 拾った携帯電話から神様と名乗る不審な男。 そんな男が起こしていく超常現象。 本当に彼は神なのか、それともトリックなのか。 たまたま携帯を拾って着信を受けただけなのに、空人は声だけの神と奇妙な生活を暮らすことになる。 表紙イラスト：さとう華純（三笠）様