作品（18件）
一覧
-
突如発生した瘴気が空を濃く覆い、世界が常に夜になっている世界。 発生当時、学校内にいたことで被害を免れた子供たちは自給自足を営みつつ、避難生活を続けている。 子供だらけの学校は一種の無法地帯。そんな校内の規律を保つために奔走しているのが「生徒会」だ。 学校を瘴気から守る結界を一人で支えている「野々原陽人」を中心に、個性豊かな面々で今日もまた学校で発生した問題解決に奔走する。 今日のお題は学園七不思議にも数えられている「時計台地下の異世界」。そこに行った者は皆頬を赤くして帰ってくるらしい。 陽人から調査命令を受けた風紀委員長の「花宮朝日」は面白がってついてきた陽人と、親友のゆうちゃん、先代風紀委員長あめのん先輩と共に時計台地下へと向かうことになる。 これは七不思議にまつわる噂を抱える面々が属する生徒会が織り成す「日常」の物語です 日常、なのです。
読了目安時間：10分
-
緩やかに終わりに向かう世界の空。毒ガスで汚染された地上に住めなくなった人類は、海上や海底、空に居住区を作り上げて生活を営んでいた。 数多の船団が組み合わさり、都市を形成している貧乏船団都市「海鷹」から、最新鋭の技術と超能力者が生活している航空都市「月見」に留学した天文学者の「星宮望未」。本来なら二年間で終わる留学は、物資不足が原因で勃発した戦争の影響で海鷹への帰還が不可能となり、留学の無期限延長を言い渡された。 これは、留学三年目の冬 今日も彼女は戦火の中心である空を眺める 今日は特段穏やかな日。愛する彼も今日は仕事がない休息日。けれど、休もうとはせずに、望未の話を聞きたがる。 これは、空に生かされている天文学者と空気を操る能力者の、冬の空に関わる少しの日常と、ふとした思いつきのお話です
読了目安時間：10分
-
幼少期から槍術一本。槍を扱わせたら軍人とも互角に戦えるごくごく普通？な高校一年生「新橋夏樹」 ただいま世界を終末から救うために、時間旅行をしています。 私の周囲には特殊能力者しかいません。糸を操る能力者、動物と対話する能力者、時を操る能力者まで様々。 けれど私にはなにもない。無能力者の私はそんな特殊能力者だらけの環境で普通に強いだけ。能力とは渡り合うことは出来ない。 現に、守ると誓った病弱な年下の少年に能力で守られている始末。 私はそんな現状を憂い、「もっと強くなりたい」と・・・「能力」と「特別」に憧れた そんな私の悩みを受け止めた友人の「冬月彼方」は同じ旅行者である面々の協力を呼びかけて、私を「特別」にする為に頑張ってくれるお話。 同時にこれは、永遠の魔法少女「魔法鍋巫女なつき」その爆誕のお話だったりします。
読了目安時間：10分
-
超がつくほどの強運を持つ「渡辺深幸」。金銭問題で人間不信をこじらせた彼は記憶にはないが、春先に一人の先輩を無自覚ながら助けていた。 その代わり、両腕は骨折したが。 彼が階段から落ちそうになったところを助けたのは一つ年上の先輩こと「雪時香夜」 助けられた彼女は恩返しがしたいと・・・深幸に付きまとうようになったのが４月の話。 さて、これは色々な課題を消化した後。無事に新年を迎えられた二人のお話。 深幸の怪我が治っても毎日のように渡辺家に強襲する香夜と、寝正月を過ごしたい深幸がなんだかんだで初詣に向かい、出先で遊ぶだけのお話です
読了目安時間：9分
-
