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深淵の森と呼ばれる、精霊のあふれる地で育った金の瞳の青年サナトは、ある日、風の報せで二つの来訪者を知る。 ひとつは結界を破り森を蹂躙しようとする侵入者。そしてもうひとつは、精霊に導かれた旅の少女レラ。 レラとの出会いにより、妖魔を呼ぶ呪われた身であると自覚するサナトは、世界に忍び寄る災厄を知る。 「妖魔が湧くには理由がある」 サナトが人としての形を失う未来は避けられないとしても、偉大な竜を探し出せれば、世界を救える可能性がある。 何もしなかった、という後悔は無くなる。 そう覚悟を決めたサナトは、レラとエルクのムー、相棒の銀狼ナギと共に、遥か西方ダウディノーグ王国を目指し旅立つ。 重複掲載「カクヨム」
読了目安時間:14時間33分
かつて栄華を極めた文明が滅び過酷な環境となった星で、人々は山のように巨大な塔の形をした迷宮都市「塚」で暮らしていた。 塚の外は昼夜で50度近く気温が変動する荒野であり、狂暴な原獣がうろつく。クリフと双子の妹のコーリーは、そんな過酷な外の世界から動植物や鉱物、旧世界の遺物を持ち帰る「探索者」を生業としていた。 10年前に廃棄された塚――トスカ廃塚にも、狂暴な原獣が棲みついていた。クリフをはじめとしたイヴェットら探索隊と討伐隊は、原獣を狩りながら探索を進める。だが討伐隊は廃塚の利用をあきらめる声が強かった。その中でクリフは妹コーリーと共に、トスカの再生を考える……。 フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)photo by ボブ
読了目安時間:10分
かつて栄華を極めた文明が滅び過酷な環境となった星で、人々は山のように巨大な塔の形をした迷宮都市「塚」で暮らしていた。 塚の外は昼夜で50度近く気温が変動する荒野であり、狂暴な原獣がうろつく。「成人」前のジョアンはまだ自由に行動できず、巨大な山のような迷宮都市――エルコ本塚で焦燥感に駆られなが過ごしていた。 ある花季の終わりの朝、十数年ぶりに荒野を渡る砂上船がエルコに到着した。 船員は北の街から運んできた珍しい物を塚の大広場で披露し、街の人たちに振る舞う。ジョアンの母親は豊かな北の街の様子に心惹かれていくが、ジョアン自身はエルコが――先輩探索者のクリフとコーリーが好きで、この塚を離れたくないと思っていた。
読了目安時間:10分
かつて栄華を極めた文明が滅び過酷な環境となった星で、人々は山のように巨大な塔の形をした迷宮都市「塚」で暮らしていた。 塚の外は昼夜で50度近く気温が変動する荒野であり、狂暴な原獣がうろつく。イヴェットは、そんな過酷な外の世界から動植物や鉱物、旧世界の遺物を持ち帰る「探索者」を生業としていた。 灼熱の乾季を経て雨季が終わると、10年前に放棄された塚――トスカ廃塚近辺にまで水が押し寄せる。その境目は浜辺となり、水平線の向こうには今も人が生きているのだろう証の品が流れ着く。 イヴェットは漂流物の中に、10年前に別れた人の手がかりはないかと浜辺を行く。 フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)photo by クマキチ
読了目安時間:9分
かつて栄華を極めた文明が滅び過酷な環境となった星で、人々は山のように巨大な塔の形をした迷宮都市「塚」で暮らしていた。 塚の外は昼夜で50度近く気温が変動する荒野であり、狂暴な原獣がうろつく。コーリーと双子の兄のクリフは、そんな過酷な外の世界から動植物や鉱物、旧世界の遺物を持ち帰る「探索者」を生業としていた。 ある日、以前の探索で見つけ、持ち帰ったコンテナボックスから出てきたものが判明した。 完全密封された中にあったのは、古い時代に作られた花火だという。調査局に務める父親から、分析の上、花火は打ち上げることになると聞くが、危険を嫌うコーリーは今一つ乗り気になれない。実は人には言えない、もう一つの思いもあって……。 フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)photo by すしぱく
読了目安時間:8分
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忘れられ師の冒険譚 〜聖勇女パーティーに戻れた男は、記憶に残れるよう彼女達と夢を追う〜
聖勇女達と共に始まるカズトの新たなる旅路
164,300
250
異世界ファンタジー
長編
186話
613,492字
2023年3月29日更新
異世界『フェルナード』。 剣と魔法の世界という言葉がよく似合うその世界で、噂になっている存在があった。 『忘れられ師《ロスト・ネーマー》』 その者と共に在ればパーティーは数々の成功を収めるが、その者をパーティーから追放すれば、一気に没落する。 まことしやかに囁かれるそんな噂話の存在。 それこそが主人公カズトである。 彼は聖勇女ロミナを始めとした聖勇女パーティーと共に魔王討伐の旅をしていたが、決戦直前に聖勇女パーティーから優しき追放をされた。 しかし、その後も彼女達を危機から幾度も助け、 ものの、それでも仲間である彼女達の力となり、紆余曲折ありながらもまた彼女達のパーティーに戻り旅をすることになった。 多くの試練を乗り越えたカズトと聖勇女パーティーの改めての旅。 カズトは|忘れられ師《ロスト・ネーマー》として自らの持つ呪いを解き、何時か皆に忘れられない夢を心に秘め共に旅をするのだが。 魔王もいない、平和な世界をのんびり旅するはずだったカズトの旅は、多くの波乱に巻き込まれていく。 あり得ないはずの再会。 突然見た謎の夢。 砂漠の国で起きている異変。 彼は聖勇女と共に|忘れられ師《ロスト・ネーマー》としての力を駆使し、そんな様々な出来事を乗り越えていく。 カズトはどんな旅をしていくのか。 そして聖勇女達との関係に進展はあるのか。 聖勇女達と共に、英雄として語られるようになった|忘れられ師《ロスト・ネーマー》の新たなる冒険譚、ここに開幕! ─────────────── 本作は前作『忘れられ師の英雄譚 ~聖勇女パーティーに忘れられた男は、記憶に残らずとも彼女達を救う~』。その先の物語となっております。 俺強い系寄りでチートっぽい系。 そしてややハーレムっぽい雰囲気もありつつも、時に優しく、時に真剣。 時に王道感溢れる異世界転移系ファンタジーとなっております。 本作からでも楽しめるよう努力しておりますが、もし未読でしたら前作もお読みいいただけたら幸いです。 ◆忘れられ師の英雄譚 ~聖勇女パーティーに忘れられた男は、記憶に残らずとも彼女達を救う~ https://novelup.plus/story/627932840 ───────────────
読了目安時間:20時間27分
※毎日最新話アップ予定 作中イラストは全て©︎不某逸馬です。 我々の世界と東西が反転した、しかしよく似た別世界。 その世界で文化華やぐニフィルヘム大陸――。 かつて大陸全土を治めた古代ガリアン帝国が滅びて既に千年以上。 大陸はいくつもの国に分かれ、国々は人造の動物を生きた鎧としてまとう人獣の騎士〝鎧獣騎士(ガルーリッター)〟を兵器として互いに覇を競っていた。 錬獣術師(アルゴールン)を父に持つ16歳の少年イーリオは、山の中で銀髪の少女と銀狼の鎧獣(ガルー)と出会う。だが少女と銀狼には、北の大帝国を揺るがす、大いなる秘密があった……! 差し向けられる帝国からの刺客。異教の神を祀る敵。様々な仲間達との出会いと別れ……。そして訪れる決断の時。 イーリオ、少女、そして銀狼は、大陸全土を股にかけた陰謀と謎、戦乱と神秘に満ちた長い長い冒険の旅に繰り出していく。 これは、獣の力をその身にまとった騎士たちが織りなす、人外の戦語り。 一人の若者が導く、偉大なる獣の王たちの物語。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 本作は小説家になろうのノベプラ版です(掲載にあたりほんのちょっぴり改訂もしております)。 元々はある人に読んでもらいたくて書きはじめた物語ですが、書く事自体に喜びを見出し、壮大な物語になってしまいました。 是非楽しんでいただけたら幸いです! ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 2020年11月5日 ジャンル別ランキングで1位!! 総合ランキングで6位にいただきました!! 応援、ありがとうございます!
読了目安時間:90時間38分
忘れられ師の英雄譚 〜聖勇女パーティーに忘れられた男は、記憶に残らずとも彼女達を救う〜
祝! HJ小説大賞2021後期受賞!
366,300
17,250
異世界ファンタジー
長編
178話
591,407字
2023年3月6日更新
※お陰様でHJ小説大賞2021後期、受賞と相成りました! ※本作はカクヨムでも公開しております。 異世界『フェルナード』。 剣と魔法の世界という言葉がよく似合うその世界には、噂になっているある冒険者がいた。 『忘れられ師《ロスト・ネーマー》』 その者と共に在ればパーティーは数々の成功を収めるが、その者をパーティーから追放すれば、一気に没落する。 まことしやかに囁かれるそんな噂。 しかし、幾つかのパーティーがそれを経験するものの、誰もその名前を覚えている者はいなかった。 そして、魔王を倒した聖勇女パーティーもまた、忘れられ師《ロスト・ネーマー》と共に旅をし、その洗礼を浴びたのではと噂されているのだが。 実際彼女達は気づいていなかった。 共にパーティーとして行動していた青年、武芸者のカズトこそ、陰ながら彼女達に力を貸していた、忘れられ師《ロスト・ネーマー》であった事を。 ──魔王との決戦直前。 聖勇女パーティーより、優しき理由で追放されたカズトは、異世界転移の際に絆の女神より授かった、力の代償となる呪いによって、彼女達の記憶から消え去った。 その後、彼の存在なしでも聖勇女パーティーは魔王を無事討伐したのだが……。 それから半年後。 ひとり冒険者として旅を続けていたカズトがマルベルの街にたどり着いた時、冒険者ギルドに貼られていたありえないクエストの存在を知る。 探しているのは忘れられ師《ロスト・ネーマー》。 そして依頼主は聖勇女パーティーの一人、カズトもよく知る相手、古龍術師のルッテ。 依頼内容すら分からないクエスト。 そのおかしなクエストに、カズトが手を出した時。彼は再び聖勇女パーティーとの数奇な運命を辿って行く──。 記憶から忘れ去られし男。 忘れられ師《ロスト・ネーマー》であるカズトと、そんな彼を追放し、彼との記憶を失ったたはずの聖勇女パーティーの面々。 奇しくも交わってしまった彼等は、一体どんな試練に立ち向かい、どのような未来を歩むのか。 聖勇女パーティーとの絆を信じ、仲間と思い続けた男の、絆と記憶の物語。今ここに開幕!
読了目安時間:19時間43分
【第十一章完結】 将棋を知らなくても、楽しめます。 将棋を知っていれば、もっと楽しめます。 でも、一番楽しめるのは、今から将棋を始めるあなたです。 Written by 深山希様⇒https://twitter.com/GUQBGgexDZww58y 新感覚!将棋×恋愛×バトルファンタジー! 【あらすじ】 新妻・園瀬香織(そのせ かおり)には夢があった。 それは、愛する夫・修司(しゅうじ)との甘々の新婚生活。新妻ならば当然の幸福を、彼女は思い描いていた。 だが。待ち受けていた現実は、あまりにも非情だった。彼女の他には誰も居ないリビングルーム。夫の帰りを独り寂しく待つ日々。居たたまれなくなり飛び出した先で、香織はついに涙を流してしまう。 不倫相手に負けたのなら、まだ諦めもつく。 よりによって、ただのボードゲームに敗北してしまうだなんて。 妻である自分よりも夫を夢中にさせているもの。それは──『将棋』。 そんなに面白いのか、そんなに魅力的なのかと思考を巡らせたところで、彼女はあることに気付く。 自分が将棋について、ほとんど何も知らないということに。 もしかして。自分が将棋の魅力を知って、その上で将棋を指せば、夫も振り向いてくれるんじゃないか? 一度気付けば、彼女の行動は早かった。 夫が通う、将棋道場へと向かう。目的は唯一つ、将棋を指すために。 そして、何より。 夫の愛を、取り戻すために。 【前書き】 将棋入門者にとって、初段は遥か雲の上の存在に見えます。 駒の並べ方・動かし方を知っている程度の主人公が、夫を振り向かせるために、少しずつステップアップしていく様子を描ければ良いなと思います。 将棋をよく知らない方にも読めるよう配慮した内容になっております。 どうかご一読いただけますとありがたいです。 なお、続きはTwitterにて連載中です⇒https://twitter.com/shinya1120 ※表紙イラスト&第一章~第三章挿絵提供:大福餅(山浦大福)様⇒https://twitter.com/daih033 第一章を丸々漫画化して頂いた上に、なんと新しい表紙イラストまで戴きました!(2021.8.21) ※作中の局面図は、アプリの『ぴよ将棋』を用いて作成したものです。
読了目安時間:16時間35分