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花が枯れる表現は様々で、桜は「散る」、梅は「こぼれる」、菊は「舞う」。 そして椿は――「落ちる」。 人魚の肉を口にした女性を先祖に持ち、数十年に一度、飛び抜けて長寿の人間が生まれる家系に生を受けた坂井椿樹。 その特性を受け継ぐのは女性だけのはずだったが、男である椿樹はどういう訳か、歴代でも類を見ない強力な特性を身に宿していた。 それは――不死。 高校に入学して間もない椿樹はある日、科学部部長である越前ななみの実験に巻き込まれる。 傷が一瞬で治癒する体質に興味を持ったななみによって、脅迫めいた勧誘で科学部に入部させられる椿樹。 「後輩は心配性だなぁ。大丈夫、君は必ず――私が殺してあげるから」 「先輩。楽しそうなところ申し訳ないんですが、なるべく苦しまないようにって僕の希望は忘れてないですよね? ねえ、ちょっと」 実験に協力させようと、あの手この手で策謀を巡らせるななみ。 いっそのこと椿樹を落としてしまえばいいのでは、と乱暴な結論に行き着く始末。 それに比例して増えていく椿樹の溜め息。 危険人物との恋愛なんて、考えられないと胸中は冷ややか。 自身の体質のせいで、ネガティブ気味の椿樹と、根拠不明の自信に満ちたポジティブ全開のななみ。 ネガティブとポジティブの巻き起こす、実験まみれの高校生活。 落ち着きがなく落ちもない、騒がしい日常が繰り広げられるが――避けられない運命は、静かに忍び寄ってくるのだった。 死なない体を持つ主人公と、マッドでサイコなサイエンスガールによる物語。
読了目安時間:3時間3分
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ネタバレ
さよなら私のドッペルゲンガー4
2021/3/20 1:36
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不定期更新で活動報告やら近況報告やら雑談的な駄文やら、モノクソどうでもよい事を書いて行く予定です。 セルフレイティング? それ、ただの保険……
読了目安時間:5時間16分
「――それは蜂蜜を舌先で受け止めたような、甘ったるくて最低な恋でした」 舞台は異能が蔓延る現代日本 。 自称【幸運体質】の夕波帆高は、異能を用いた犯罪を取り締まる組織『夜行』での任務中に、快楽殺人鬼の女子高生・天咲よひらと出会う。 よひらは自身が持つ異能の影響で、過去の恋人の命を奪い続けてきた。その毒牙は帆高にも向けられてしまい、帆高は呆気なく命を落としたかに見えた。 だが、帆高は自身の体質で一命を取り留める。その姿を目の当たりにしたよひらは、死なない帆高を運命の相手と位置づけ、盲信するように。 かくして、快楽殺人鬼のよひらを無力化した帆高だったが、『夜行』は彼女を手中に収めるべく帆高にある命令を下す。 そんなさなか、帆高は生き別れた妹の居場所を探るために追い続けてきた警視総監・京終和平との接触に成功する。 だがそれは、衝撃と絶望の幕開けだった。 恋と毒、復讐と贖罪。 異能を持つ少年少女が、未来を勝ち取るため巨悪に挑むファンタジー。 表紙はノーコピーライトガール様よりお借りしております。
読了目安時間:36分
ぐっだぐだのよもやま話です。たまに真面目
812,726
1,133
エッセイ/評論/コラム
連載中
長編
357話
463,893字
2022年5月27日更新
昔つらつらと書き連ねていたものをエッセイと称してダダ漏れにしてみました。 古い話なのでネタが時代遅れだったり季節がズレまくったりしてますが、生ぬるーい目で見守ってやってくださると作者は喜びます(待)。 さあて御用とお急ぎでない方は寄った寄った! (でもくだらない話ばっかですすみません) ※昔話はもうネタ切れになっちゃったので最近のは全部新作です(^^;
読了目安時間:15時間28分