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作者のおすすめ作品
鬼のような若者と月のような娘の話し
342,070
891
歴史/時代
長編
171話
889,874字
2023年3月26日更新
子爵家の跡取り息子である相内柾樹は、些細な理由で癇癪を起こし家出した。たまたま向かった先は、元門番の老人が住む小さな長屋。そこで何の因果か、湾凪雪輪という奇妙な娘と巡り合い、さらにその世話まで頼まれた。やむなく柾樹は娘を連れ、悪友二人が下宿する両国の古道具屋『数鹿流堂』へと転がり込む。見えない何かに引き寄せられるように、この世ならぬもの達と、四人の不思議な同居暮らしが始まった。時は世事変遷と、呑気悠長が折り重なっていた明治の中頃。鬼のような若者と、月のような娘の話。 ※時代設定上、現代では不適切とされる単語や語句がありますが、差別や偏見を肯定助長する意図はありません、あらかじめご了承ください。 ※軽めのミステリー的なノリで始まりつつ、そのうち神・妖怪的なモノが登場してくるジャンル迷子。怪談です。 ※小説家になろうで完結済み(2013年~2020年まで投稿)。こちらでも完結済みです。
読了目安時間:29時間40分
時は明治。鳴海環希は、伯父である継唯一家と共に港町で暮らしていた。すでに他界している母は洋妾で、父親はわからない身の上。十七歳になったばかりのある日、環希は帝都にいるというもう一人の叔父の帽子屋へ奉公に出ることになった。しかし思いがけない災難が降りかかり、環希は帝都で一人悪戦苦闘する羽目に陥る。そんなとき、彼らと出会った。 ※魔法のお守りコンテスト参加作品です。シリーズもの。全5作品予定です(〆切には間に合いません)。アーミラリ天球儀編。 ※現在作者の完全な一身上の都合により、もしもスタンプやコメントなど頂きましても、返信はスタンプか物凄く遅くなります申し訳ございません!
読了目安時間:6分
時は明治。鳴海環希は、伯父である継唯一家と共に港町で暮らしていた。すでに他界している母は洋妾で、父親はわからない身の上。十七歳になったばかりのある日、環希は帝都にいるというもう一人の叔父の帽子屋へ奉公に出ることになった。しかし思いがけない災難が降りかかり、環希は帝都で一人悪戦苦闘する羽目に陥る。そんなとき、彼らと出会った。 ※魔法のお守りコンテスト参加作品です。シリーズもの。全5作品予定です(〆切に間に合いそうにはない)。 ※現在作者がくそ時間が無いという完全な一身上の都合により、もしもスタンプやコメントなど頂きましても、返信はスタンプか物凄く遅くなります申し訳ございません!
読了目安時間:20分
ダンジョン攻略により生計を立てている冒険者たちの間に、昔から一つの不思議な噂があった。 「ダンジョンの中に、宿屋があるらしい」 誰が言い出したかもわからない噂だったが、冒険者たちは誰も信じていなかった。その危険性から『あの世の入り口』などと揶揄されているダンジョンに、宿屋なんてあるわけが無いと。かく言う私もその一人だった。ダンジョンに宿屋なんてありえない。馬鹿げた噂だ。そう思っていた。 あの日、彼に救われるまでは――。 ※咲蘭様プラナリア企画『ダンジョンのお宿! 一泊二食お風呂付き(お題元・石井おちょこ様)』から拝借しました。 ※宿屋が登場するのは、5話以降です。お題としては15話で一旦完結です。 ※転生・転移無し。ゲームスキル・ステータス無し。剣と魔法、冒険者と階級制度はあります。ファンタジーです(確認)。
読了目安時間:3時間22分
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ある、大雨の日のことだった。 下校の矢先、突然の豪雨に見舞われた女子高生の立花美代。 借りた傘を開いた彼女が、横断歩道を歩いていると、ふと奇妙な女に声をかけられる。 「くらみつはなめをしりませんか」 不気味な問いを繰り返す女。 困惑と共に、傘で隠れたその顔を覗くと…… 雨集う水の街で、怪異に襲われる美代。 そんな彼女を助けたのは、少女と見紛う美少年・夜咲蓮だった。 教室に集まる蝦蟇、永遠に幼い蛭、貯水槽を埋める花、神様になれなかった昔々の子供達。 怪奇と神に惑わされ、少年少女が辿り着くのは、快晴の夏か、腐肉の沈む水底か――――? ※イラスト自作 ※カクヨムで先行公開中 ■同じ世界観だけど世界線が違うシリーズ⇒冷凍された真夢、夢蟲の母、等
読了目安時間:1時間44分
時は江戸時代、関東の小藩・峰澤藩の領内で織りなされる男女の物語。 料理屋や蕎麦屋で下働きをしながら長屋で子供たちに学問を教えている町娘・紘子は、蕎麦屋の常連・清瀬重之介と知り合う。封建的で閉鎖的な世にありながら、重之介の前衛的で開放的な思想や言動に興味を持ち始めた矢先、紘子は料理屋で藩主の弟・清平従重と出会う。 傍若無人な振る舞いの陰に憂いと優しさを覗かせる従重、器用に距離を詰め紘子の心に踏み込んでくる重之介……彼らが関わり始めた事で、紘子の「過去」も動き出す―― ※この物語の中には、精神的または肉体的に苦痛を与えるといった暴力的表現や残酷な描写、または身体的接触を伴う性的描写が入るエピソードもたまにございます。目安としてはR15指定程度を想定しています。閲覧される方は何とぞご承知おき下さい。 ※表紙はイラストレーターのyuki様にご制作頂きました。無断使用・無断転載などはご遠慮下さい。
読了目安時間:9時間0分
今で無い時代。遥か遠い星。 不具合を起こしたアンドロイドを抱えて、少年は修理工の老人を訪ねた。 「このバグはな、宿命と言っていい。おそらくね」と老人は言い。 そのアンドロイド。ヴァイオレイド型に搭載されたAIについて、語り始める。その前に。 「この話をどう受け取るか。それは分からない。それでも、君にこの話を聞いてほしい。……どうだ?」と少年に尋ねた。 大切にしているアンドロイドを直したい少年は、その物語に耳と、心を傾ける事にした。 それは遠い遠い過去であり。 遥か遠い、青き星。地球の物語であった。 物語の中心にいたのは、二人の男女。 男は電子工学を学び。女は自然を、生命の営みを愛した。 彼らは出会い。ヴァイオレイドAIは、そんな男女二人によって、ある種の奇跡のように生まれた。 ただ、その全てが美しかったわけじゃない。 そんな話を、誰が。どう受け取るのか、分からない。 けれど、確かな事として言えるのは。 これは、未来の物語でありながら、かつてから脈々と受け継がれゆく、永遠の命の詩でもある事。 漠然としていた価値の一つが、急速に形を得て。 いずれ、全人類がその手で直に触れる事となる。 これから語る。二人の生き様が「永遠」によって結ばれてゆく様から。 その運命の意味を、自らの力で導き出すまでの、奮闘の記録として。 その全てを届けられたのなら。 あなたが何者であるか。 その、小さな手掛かりと、なり得るかものしれない。 あるいは……。 ※2023/02/14 ・総合日間4位 ジャンル日間1位 週間2位をいただくことが出来ました。 お読みいただき、ありがとうございます! この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
読了目安時間:38分