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現実より多くの人々が野球に熱狂し、男女問わずプロの舞台にさえ飛び込む別の現代。 無名選手の月出里逢(すだちあい)は高校3年の秋、野球への未練を完全に断ち切る為、分不相応だと自覚していながら敢えてプロ志望届を提出し、その年のドラフト会議の日を迎えた。テレビの前で同年代や大学・社会人の有名選手が次々と指名されていくのを溜息交りに眺めていたが、六巡目で逢はまさかの指名を受ける。 逢を指名したのは、日本球界12球団で"最弱"と名高い天王寺三条(てんのうじさんじょう)バニーズ。そして逢の指名を促したのは、かつての高校球界のスター投手で、現在は女子大生でありながらバニーズのオーナーも務める三条菫子(さんじょうすみれこ)。1学年違いの逢と菫子はお互いたった一度だけ練習試合で対戦したことがあった。 体格に恵まれず、実績的にも本来なら指名に値しない逢だったが、実は人間離れした身体能力を持ち、そして、その身体能力さえも霞む程の類い稀な才能を秘めていた。菫子は逢の破格の潜在能力を見抜き、球団再建に加え、ある別の目的の為に逢を引き寄せたのである。 これは、実力も精神もまだまだ未完の大器である月出里逢が、幾多の困難を乗り越え、やがてとある怪物投手と共に"史上最強"と謳われるまでの英雄譚。そしてそんな彼女と共に困難を乗り越える者達と、彼女に挑む者達の群像劇。 (1~3日に1回くらい?のペースで1回2000文字前後くらいを予定) (更新はAM12:00かPM18:00くらいになることが多いです) twitter:https://twitter.com/best_yayoilover 表紙絵や挿絵、設定画など:https://www.pixiv.net/users/57502957
読了目安時間:31時間42分
「神」への信仰や主義思想により異能を行使できる、現実と似ているようで似ていない世界。 極東の島国・湧陽皇国(ゆうようこうこく)は世界屈指の経済大国ながらも、自縛の法による近隣国家の圧力など、様々な問題に苛まれていた。 かつては「神の使い」として崇められていた「御貴使(みたかのつかい)」という皇国特有の異能行使者達もまた、今となっては冷遇され、ますます皇国の苦境は打開しづらくなってしまった。 そんな中、御貴使の名門で生まれ育った少年・数橋艶(かぞえばしひかり)は、再び皇国に維新をもたらすべく、政府公認の御貴使の教育部隊「瑞光」を率いて、皇国の平和と財産を脅かす様々な勢力と対峙するのであった。 堅苦しい社会派ネタから美少年同士のホモホモしい展開まで、何でもアリのIT+宗教な異能バトルアクションです。メインヒロインも野郎だから要注意だ! あ、ちなみにタイトルは『ひいずるところのひかり』と読みます。 週1~2くらいを目処に更新していきます。 この作品は小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n2880gh/)にも掲載しています。
読了目安時間:5時間18分
今よりいくらか未来の、とある学園の話。 『番長』と呼ばれる何故かセーラー服を身に纏う少年は、『子分』と呼ばれる少女を従えて、しばしば『生徒会長』率いる生徒会と衝突していた。 あまりにも強すぎて、あまりにも仲が悪すぎる番長と生徒会長。その長き対立の裏には、この世界の重大な秘密が隠されていた。 タイトルは学園ものっぽいですが、実は『1984年』(ジョージ・オーウェル)の影響を受けまくった、学園ものとは似て非なる別の何かです。女装美少年と巨乳黒ギャルがイチャつきながら、ゆるいディストピアを逞しく生きてます。全4話、全話で20,000文字未満の短編です。 この作品は小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n7172gi/)にも掲載しています。
読了目安時間:35分
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主人公の「石川健太」は暗い棺の中で目を覚ました。 騒々しい音に急かされるように上半身を起こすと、そこには白髪に赤い瞳の少女「テンシ」が隣に座り、にこにこと微笑んでいた。 彼女は言うには、ここは「死と生の狭間にある世界」なのだという。 突然の事故や病気などで、不幸にも命を落とした者が稀に流れ着く先であり、再び転生する為の様々な準備が出来る世界なのだと。 そんな世界に辿り着いた健太だったが、彼には生きていた頃の記憶がほとんど残っていなかった。 それはイレギュラーな謎を抱えながら、健太は様々な人々と出会い、それぞれが抱える、悲しい死と望む転生への想いに触れていく。
読了目安時間:4時間37分