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2020年9月2日更新
1948年、秋。一年前の猟奇殺人事件及び誘拐事件の生存者の少年が孤児院内で自殺した。「これは自殺ではない」と疑念を抱いた刑事の芳賀は捜査を始めるが、これがきっかけとなり息子との関係が険悪なものとなった。 一方で女探偵の西連寺千尋は、母から「いつまでも働いてないで結婚し家庭に入れ」と迫られる。自分の生き方を否定された千尋は、母の勧めで“聖母の会”という婦人会に入り教育を受けることとなった。 そんな中で、またも殺人事件が……。幸治も事件の被害者も、過去に不審死した男も、芳賀に関わりがある人物だった。 少年の自殺。医師の不審死。特高に逮捕された過去のある男の殺人事件。過去の放火事件。火の見櫓にまつわる噂。佐原万智の偽物。奇妙な婦人会……。 それぞれの“呪縛”に迫る、佐原万智シリーズ第5弾。
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J♠︎O♣︎K♦︎E♥︎R1
2019/10/7 23:58
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マルッセルの劇場へようこそ2
2019/10/5 20:55
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回想奇談録––とある葬儀屋の話––3
2019/10/3 21:42
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2021年2月25日更新
春の深夜、傷害事件が起きた。そこに偶然居合わせた高校生の肱川統義は逃げていく犯人を目撃する。それはクラスメイトの美少女、嶋村七海であった。 その次の日、七海は統義にとんでもないことを言う。 「私とお付き合いして頂けますか?」 七海を犯人と疑っている統義と、統義が気づいてないから疑っている七海。お互いがお互いを監視しあうという奇妙な関係が変わる時、二人の男女は傷つけあい、惹かれあっていく。 何もかも壊してしまいたくなるとき、あなたはどうしますか?
2021年2月25日更新
14年前、とある事件の被害者である少年が発見された。辛くも生還した少年は「他に被害者はいない」と告げ、捜査は進んだが未だ犯人は捕まらずに時は流れている。 ある日、青年となった彼の前に当時の事件を扱う刑事が現れた。 男は阿戸と名乗った。 事件に新展開があった為、改めて話を聞かせて欲しいと。 けれど青年が次に目覚めたのは、あの14年前の日々を暮らした場所とよく似ている場所だった。 そこには、阿戸だった男がいる。 男が口を開き、語る。数年間聞き慣れて、未だ忘れもしない言葉を。 「俺達はあの人の血で出来ている」 身に覚えもない事件から血属し続けている流れに飲まれ、「被害者」は明けた世界すらも侵されたまま――他者に侵された自我の残滓はどこにあるのか。 ※縦組読みを意識して行間を詰めております。 ※同性同士による行為、同性愛表現、暴力的な表現が含まれます。重く、痛々しい内容です。全て、またはどれかでも苦手な方はお引き返し下さい。 ※この作品は法律・法令に反する行為をけして容認・推奨するものではありません。フィクションです、作り物であることをお忘れなきようお願い致します。
海に生える美しい白い腕