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総歴1942年、帝国は激戦の末、帝国領スリン島からの撤退を決定した。この作品ではその撤退作戦を描く。 総歴1930年代、世界では民族憎悪による戦争の火種が燻り始めていた。そしてとうとう1939年、帝国と連邦は互いに戦争に突入した。数同士のせめぎ合いの末、帝国は連邦領3分の1までを占領する。 勢いに乗る帝国は1941年、領土問題を理由に連合皇国にも宣戦布告。当初数の差で押し切れると考えていたが圧倒的な技術、練度差の前に敗北を繰り返していく。 以下登場国家、背景等 帝国 政治体制は独裁。超大国であり連邦、連合皇国と交戦中。軍隊のモデルはアメリカ。練度は開戦初期のソ連軍。 連合皇国 政治体制は立憲君主制。内戦の末誕生したため国家名に連合とつく。帝国と交戦中。軍隊のモデルはドイツと日本。練度は最盛期のドイツ、日本軍。他国と比較して小さめの国だが1、2世代先の技術を持つ。(本当はこっちが主人公?の予定だった) 連邦 政治体制は独裁、社会主義国。帝国と交戦中だが劣勢。軍隊のモデルはソ連。練度は開戦初期のソ連軍。(今作では描かれない)。 北部戦線 帝国と連邦の戦場。史実の独ソ戦並みに凄惨な戦争が繰り広げられている。帝国軍が優勢。しかしながら東部戦線の誕生に伴い、帝国が投入できる兵力を割いたこともあり停滞しつつある。ちなみに連邦は男性18歳〜60歳、女性20歳〜40歳を徴兵、動員している。 東部戦線 帝国と連合皇国の戦場。あらゆる面で優位の連合皇国に帝国は領土による縦深と莫大な兵力でなんとか保っている状態。今作スリン島もこの戦線に属する。
読了目安時間:1時間48分
錦木清華《にしきぎ せいか》17歳。難病に冒された彼女の余命は後数ヶ月。 人は誰からも忘れられた時、もう一度死ぬと言う。だから全力を傾けて彼女は死なないため、全力で彫刻製作に取り組んでいた。 同級生の日宮陽人《ひのみや はると》は清華に思いを寄せていた。しかし清華は余命数ヶ月だからと断り続ける。清華自身、心の底では好印象を抱きつつ余命が足枷となって自分の気持ちに素直になれないでいた。 想い人を思いながら見守られて死ぬのは傍目には美しいだろう。でも当人からしたら最悪だ。だって残酷じゃないか。愛する人と別れたくない、死にたくないと心の底から叫びながら死ぬことになる。だから清華は相手にしない。 絶望して、抗って、諦めざるをえなかった少女と愚直に諦めなかった少年の少しの間の恋物語。
読了目安時間:18分
10才の誕生日、テロにより目の前で母親を亡くした少女、姫舞清華(ひめまい せいか)。彼女は親を亡くしたトラウマにより人と関わることを自ら避けるようになっていった。 時は流れ、高校生になっても彼女はトラウマを引きずっていた。 一方、生きるためにテロリストに加わった少年がいた。天河珠音(あまかわ あかね)。彼は時に生きるために人を殺してきた。 どんな運命か皮肉かいたずらか、同じ高校に入学した2人。 元テロリストとテロの被害者。 高校生という多感な、心が揺れ動く時期に出会ったことで物語は静かに、しかし確かに動き出す。 この物語は主人公、姫舞清華が心の傷を克服し、成長、やがて恋する物語 ※当作品は既に投稿されている、自殺から始まる物語の文体、語り方を変え、つまり加筆修正したものになります。 ※当作品にはいかなる個人、集団を批判、攻撃する意図はございません。 ※当作品にはいかなる政治信条を批判、攻撃する意図はございません。
読了目安時間:2時間44分
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大学生の「ムっくん」と「ムーちゃん」は、恋人同士。 二人の共通点は、強烈な自殺願望。 一日に五十回は「死にたい」と思ってしまうカップル。 この作品は、そのうちの一回を1000字程度の短編で記していきます(一部、連続で進行する話があります。「春夏篇」終盤からは長期のストーリーが展開します)。 今すぐにでも世界から消えてしまいたい。だけど何故だか、死ぬのを躊躇してしまう。 本作は、そんな不器用なカップルを描いた、8割平凡…2割危険な日常です。 自殺願望によって生み出された「死神」と「拳銃」が、作品を構成する鍵…キーワードになります。 後章が開始したので公表をしますが、本作は前章「春夏篇」・後章「秋冬篇」の全二章での完結を予定しております。 この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。 時折ですが、話数内の誤った文章表現を(ストーリーを変えない程度に)改稿する場合がございますので、ご了承ください。 また、小説の他に、おまけ兼筆休めとしてイラストも投稿しています。 イラストはTwitterにも上げております。 2022/01/23に、表紙を新しく変更しました。 2022/01/03に、ジャンル部門で月間10位 2022/05/13に、ジャンル部門で日間1位 2022/05/18に、ジャンル部門で週間2位 2022/05/20に、ジャンル部門で年間28位 2022/05/18に、総合部門で週間42位 にランクインができました。 本作ですが、HJ小説大賞2021後期にて一次選考を通過致しました。 2022/05/19、無事に最終回を迎えました。 ご愛読いただいた方には、感謝の言葉を申し上げます。 これからお読みになられる方々は、引き続きご愛読いただけますと幸いです。 何卒、よろしくお願い致します。
読了目安時間:7時間41分