現在は主に、ノベプラさんで開催されるイベントにて短編で修行させていただいております。 なかなか、既定文字数以内に終わらせるということが難しいと悩んでいたり。 そんな中で書き上げられた作品として。 『風よ。白波を描いて飛べ。』 『アンドロイドはハーフシュガーに口づけを』 などがあります。 興味いただけたら、よろしくお願いします。 また、小説以外の主な作品としては「言葉古のケモノ」というタイトルで詩を書かせていただいております。 「応援詩」と、自分では勝手に思っているのですが、 ただ頑張れーというものではなく、 一度、二度、挫折して、今の自分は本来在りたかった自分とは違う形かもしれないけれど、それでもやっていくしかないし、今の自分もそれほど悪くないんじゃない? という、温度設定低めの応援になるように書かせていただいております。 もし興味を持っていただけたのでしたら、 肩の力を抜いて、温度設定ゆるめでお読みください。 気軽に感想などいただけると、大変嬉しく思います。 Twitter @inu_library
一覧
今で無い時代。遥か遠い星。 不具合を起こしたアンドロイドを抱えて、少年は修理工の老人を訪ねた。 「このバグはな、宿命と言っていい。おそらくね」と老人は言い。 そのアンドロイド。ヴァイオレイド型に搭載されたAIについて、語り始める。その前に。 「この話をどう受け取るか。それは分からない。それでも、君にこの話を聞いてほしい。……どうだ?」と少年に尋ねた。 大切にしているアンドロイドを直したい少年は、その物語に耳と、心を傾ける事にした。 それは遠い遠い過去であり。 遥か遠い、青き星。地球の物語であった。 物語の中心にいたのは、二人の男女。 男は電子工学を学び。女は自然を、生命の営みを愛した。 彼らは出会い。ヴァイオレイドAIは、そんな男女二人によって、ある種の奇跡のように生まれた。 ただ、その全てが美しかったわけじゃない。 そんな話を、誰が。どう受け取るのか、分からない。 けれど、確かな事として言えるのは。 これは、未来の物語でありながら、かつてから脈々と受け継がれゆく、永遠の命の詩でもある事。 漠然としていた価値の一つが、急速に形を得て。 いずれ、全人類がその手で直に触れる事となる。 これから語る。二人の生き様が「永遠」によって結ばれてゆく様から。 その運命の意味を、自らの力で導き出すまでの、奮闘の記録として。 その全てを届けられたのなら。 あなたが何者であるか。 その、小さな手掛かりと、なり得るかものしれない。 あるいは……。 ※2023/02/14 ・総合日間4位 ジャンル日間1位 週間2位をいただくことが出来ました。 お読みいただき、ありがとうございます! この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
読了目安時間:38分
一覧
【日間総合1位、異世界ファンタジー日間1位になりました!】 【HJ小説大賞2020後期、最終選考!】 ※現在小規模な改稿中です! かつて無限世界の構造に異を唱え、絶対者たちに唯一反旗を翻し、永遠の闘争に身を置いた戦士がいた。 神々の不都合を封じた『永劫回帰獄』の黒い炎を纏い、封じられた戦士たちの力と武器を揮う闇の存在、ダークスレイヤー。 しかし、いつしか彼は忘れ去られ、その戦いも伝説として忘却されつつあった。 一方、緩慢に滅んでいく無限世界の中で、唯一『永遠の地』と呼ばれる異世界ウロンダリアでは、八百年前の大戦を最後に訪れた長い平和に、不穏な退廃が漂い始めていた。 全てが漂着するとされるウロンダリアにおいて、ことさら特殊な漂着者とされる『眠り人』。 二十人を最後に永遠の平和が訪れるとされていた予言は破られ、二十一番目の『眠り人』とされる男が流れ着く。 彼を目覚めさせるのは『眠り女』と呼ばれるさまざまな種族の女性たち。 やがて目覚めた男は何を見、何と戦い、何処へ行くのか? 妙に多い美女たちの謎と、彼女たちとの関係は? 囁かれる『時の終わりの大戦』とは? これは、神と人の時代の隠された断絶と、我々が忘れた戦士の物語。 ※総文字数は350万字を超える予定です。 ※大長編なので、所々に単発エピソードを置いています。『※単発』とあるエピソードは話の進行に関係なく読めます。 広大な異世界ウロンダリアの沢山の物語の一つにして最重要エピソードである、『ダークスレイヤーの帰還』をピックアップした物語です。 政治・文化・言語まで設定された世界を舞台に、素敵なヒロインたちと硬骨な冒険が続いていきますが、やがて物語は多くの他の異世界や無限世界全域の問題を浮かび上がらせていきます。 ※各章話の予定はその項をご覧ください。
読了目安時間:43時間23分
「僕は失った記憶を取り戻したいんだ」 それが月島至恩の切望だった。 交通事故で一年半休学していた至恩は、復学して高校一年生からやり直すことに。至恩は一学期の初日から素行の悪いから生徒から目を付けられていじめられていた。 鬱屈とした高校生活を送っていた中で、元カノと名乗る上級生の神山恵と再会する。家族から聞かされていない恵の存在に激しく動揺した至恩は意識を失った。 至恩が気がつくと砂嵐の中にいた。背後から人の気配を感じた至恩は振り向く。 至恩の視線の先に立っていた人物は月島至恩だった。 ※この物語の登場人物はすべて架空の人物です。 また主人公は記憶喪失やその他の持病を持つ等の表現が含まれておりますが、差別行為の容認や助長させるものではありません。差別行為の一切を容認しておりません。 一部、いじめや犯罪行為など表現が含まれておりますが、いじめ、犯罪行為の一切を容認しておりません。
読了目安時間:2時間38分
うちの【先輩/後輩】勇者がめんどくさかわいい~すごく強くてクールな先輩勇者はボロボロだけど、後輩は彼女を諦めたくない
これは勇者の最後と最初の話
42,000
152
異世界ファンタジー
長編
8話
26,886字
2023年4月2日更新
初代勇者が人類を脅かす魔王を倒して百年。生存圏を広げる人類と妖魔の戦いは続き、『勇者』の名は最前衛の名誉称号となった。 その栄誉を賜った当代の勇者リッカ・ムーンライト。 彼女に助けられ、押しかけ弟子となった従者イマ・トゥルース。 抜群のコンビネーションで人々を救ってきた二人、だけど……。 『最近、【先輩/後輩】の様子がおかしい』 事件と、事故と、すれ違い。 出会いと、別れと、再会と。 これは勇者の最後の話で、同時に勇者の最初の話。 ・リッカとイマ、二人が交代で進む変則一人称視点です。パート担当は各話タイトルに記載しています ・ラブコメみたいな始まりですが、けっこうハードな展開もあります ・リアリティラインやや高め。知恵と勇気で立ち向かう方の冒険譚です ・not胸糞。Yes曇らせ。 ※表紙・キャラクターデザインはTOH.様(https://www.pixiv.net/users/900814)に制作いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
読了目安時間:54分
目を覚ますと、俺の視界に現れたのは見た記憶の無い女の子。 「おはよう。」 思わず頭をポンポンと触ってしまったが、嫌がる様子もない。 女の子は部屋の隅にある観葉植物を指さしてマナの木だと言い、育てて欲しいから私の世界に来て欲しいとのこと。 実家から盗ん・・・持ってきた観葉植物が異世界のモノだとは流石に信じられないが、既に目の前の異変すら理解を超えている。 俺の家庭環境はとても悪く、一人暮らしをしてからも長く付き合っていた恋人にはフラれ、38歳になってしまった。 「後顧の憂いもないしな。」 今の生活に魅力は無く、今後の人生も薔薇色になる予定はない。異世界というのは俺がプレイしたビデオゲームのように魔法が存在するようだが、ちゃんと生活できるのか? 通貨は? 言語は? 衣食住は? 神さま・・・? 元の世界に戻れないの!? それでも俺は行くことにした。何しろゲームのような幻想世界にはそれなりに興味は有ったからだ。行けるのならそれはもう幻想ではない。 詳しく話を聞けば更に興味は湧く。 結婚する為に溜めていた貯金を全て引き出し、色々と準備を終えると、いよいよとなった。 「おおおお・・・。」 辿り着いた異世界は大小幾つもの戦いが続く、予想以上に生きていくのが大変な世界だった―――
読了目安時間:41時間4分
ご感想、一言でもぜひ聞かsrて下さい。
72,300
346
現代/その他ファンタジー
長編
41話
113,773字
2023年4月1日更新
【作品紹介】 これは、物語を考えないまま書き始めた物語。 最初は、ファンタジー世界を舞台にした短編のラブコメを書くつもりだった。しかし、そうはならなかった。 ラブコメが何たるかを知らず、そもそも、小説すら読んだことのない私が、小説など書けるはずもなかった。 しかし、書き進めるうちに、物語が浮かんできた。 このキャラクターは、どうしてこうなったのか? 彼らの過去には、何があったのか────? それらの疑問が積み重なり、繋がり合い、物語は構築されていった。 ラブコメを書くつもりだったので、当然恋が始まる。思いついたのは【絶大な力を秘めた女性が賢者に一目惚れをする】というものだった。 最初に思いついたヒロインはラシディアといった。 賢いが少し天然の可愛らしい魔女とした。 次に思いついたのが、ジュメイラという戦士だった。ラシディアとは対照的で、グラマラスで快活、しっかりした感じの女性だった。 あまり深く考える事もなく、ヒロインはラシディアとし、ジュメイラはその義理の姉とした。 次に、ラシディアが誰に、どういった経緯で恋に落ちるかを考えた。 今思えば、恋に落ちるまでも重要な物語であるはずなのだが、何しろ私は小説初心者。短絡的に【一目惚れ】という安直な方法を選んだ。 賢者との出会いはこうだ。 ヒロインたちが街へ来て、偶然出会って一目惚れ────。何とも捻りのない流れだ。よくこんな設定で話を続けようと思ったものだ。 しかし、当時の私にはそれ以上の発想は一切浮かばなかった。 ヒロインたちは街へとやって来た。なんの為に? そうだ。街へ行く理由が必要だった。 そこで咄嗟に考えた。それが、【めちゃ強い魔物を倒さないと手に入らない素材で作った特別な魔法薬を売りに行く】というものだった。 そして、その魔法薬の噂を聞きつけた賢者がやってきて出会う──。そうだ、それにしよう。 その程度の考えで物語は進められた。 しかし、私は思った。──ラシディアたちって、何故そんな力を持っているのだろう、と。 二章を書き終える頃、ようやくその答えが分かった。 太古の昔より続く忌しき宿業──。彼らには壮絶な過去があり、過酷な未来が待ち受けていた。 それを描く為、第三章から主人公たちの過去へと遡り、この物語は始まる────
読了目安時間:20時間44分