穂高
Lv
10
称号
読書好き
ジョブ
ひよこ剣士
アバター
くのいち
作品数
40
レビュアーポイント
0pt
Twitterにて『小説日記』を更新中です。(2022年7月現在) 日々読み進めている小説の粗筋や感想を呟く読書アカウントです。また、別の本を読了した際には、画像付きで粗筋と感想の二回にわたって呟いています。 2022年7月現在は変態的な内容が九割を占めていますが、現在の図書はそういうジャンルの本ですので仕方ありません。 気が向いたら、覗いてみてください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 小説は「男色」や「仇討ち」などをテーマとした作品を多く手掛けています。 ※小説投稿サイト『小説家になろう』でも同名で活動し、そちらのほうは『男色編』及び『仇討ち編』と称してシリーズ化しておりますので、こちらのサイトより見やすくなっております。 ※スタンプや感想等、ありがとうございます。基本的に返信しませんが執筆の励みになっております。感想やご意見など受け付けておりますので、お気軽にどうぞ。
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竹林の脇の藪の中に人肌を確認した弥十郎。 近づくと、一人の若衆が泥だらけになって倒れている。悲惨な仕打ちを受けたと話すその若衆に胸を痛めて、人気あるところまで手を貸すことにした弥十郎だったが、そこで若衆が長命丸という媚薬を使われたとほてらせた身体をなぐさめ始める。自分にも男色の気があることを知り戸惑う弥十郎だったが、若衆の色気にあてられてその場で情交を結んでしまう。 さがり、と名乗るその若衆は実はこの辺りでは名の知れた侠客・大木戸組の親分の情夫だった。 それを知ってもなお、弥十郎は先の情交が忘れられず、さがりもまた受け入れるのだった。 そんなふたりに、大木戸組の親分とさがりの兄貴分の御嵩が立ちはだかる。 親分はさがりの陰間時代の客で、身元引受人になってくれたひとだった。そのためさがりは親分の命令に逆らえずにいた。 御嵩の兄貴はさがりにとってそれほど深く干渉してこないいい兄貴のように思えたが、御嵩の秘めた想いに気づいたとき既に遅く、野獣のように襲ってきた御嵩を制したのは親分だった。 親分から破門を言い渡された御嵩は姿を消し、日々が過ぎてゆくが、あるとき突然短刀を持って親分とさがりの前に現れた御嵩。さがりを渡す気がないのなら力づくで奪い取るまでという言い分により、親分に刃物を向ける御嵩。 もはやこれまでと思ったさがりだったが、そこに弥十郎が通りかかる。御嵩の相手をし、見事成敗すると、親分の元からもさがりを助け出す。 こうして結ばれたふたりは、その晩、熱い情交を何度も結び、ついに入黒子という、互いを一生愛するという誓いの儀を行うのであった。 お題フリー
読了目安時間:29分
江戸時代を背景にした仇討ち物語である。 武士の出である万代半蔵はある日、道端にうずくまる少女と出会う。その少女に声をけると、泥土に足元をとられて足首を捻って動けないのだという。少女を助けようとする半蔵だが、その途端、少女は刃物を向け、変装をとく。半蔵が少女だと思っていたのは実は華奢で小粋な少年だったのだ。少年は名を夕岐ノ丞といった。彼に脅され仕方なく金をやるが、腕っ節だけは誰にも負けない半蔵。夕岐ノ丞が隙を見せたとき、打ち負かし、脅し返す。しかし、足首を捻ったことは本当だったようで次の村までおぶさってゆくことにした。 夕岐ノ丞は早くに母親を亡くし、今は父親を殺した憎き相手、仙崎清右衛門を捜して江戸に下ろうとしているところであった。そこで、半蔵の腕っ節をかわれ、江戸までの用心棒を頼まれる。乗り気がしない半蔵。第一、金に困って脅しにかかるやつに支払える代物はないだろうと断る。すると夕岐ノ丞は自分の身体があると言い出し、その夜ふたりは成り行きで寝所を共にする。 仇討ちの件、よくよく聞いてみれば仇は知り合いで、夕岐ノ丞ともむかしからの知り合いだった。それもそのはず、夕岐ノ丞は仇の仙崎を捜すと同時に、半蔵も捜していたのだった。偶然にも、出会えたことに縁を感じるふたりだが、喧嘩し、こころがバラバラになる。紆余曲折を経て仲直りし、もう二度と離れたくないという夕岐ノ丞に対し、半蔵は契りを交わすことにする。 江戸入りの日、突如路地裏から女の悲鳴がし、行くと仙崎の姿を見つける。ふたりは協力しなんとか仇を討つことに成功。しかし、夕岐ノ丞は仙崎に斬られて創を負う。創の療養のため、旅の途中で会った薬師に案内され旅籠に泊まるふたり。仇討ちが成功し、父親の敵をとったと泣く夕岐ノ丞を慰め、そしてふたりは諱を交わし、こころから結ばれる。 バディもの
読了目安時間:35分
高校二年の夏休みを控えた嘉賀善嶺は、幼馴染みで親友の多門寺京一と、亡くした祖父の遺品を整理することに。最後に蔵から出した重箱が想像以上に重く、体勢を崩したふたりは中庭の池にはまってしまう。 次に目を開けるとそこは江戸時代で、どうやらタイムスリップしてしまったという考えにたどり着いたふたりは、そこで偶然にも自分とそっくりな善宗と京一郎を見つける。 善宗と京一郎は恋仲でそれをのぞき見するふたり。激しくなってゆく行為に見ていられないと善嶺と京一郎はその場をあとにするが、そこで事件が起きる。善宗が何者かに階段から突き落とされ死んでしまうのだ。 現代に戻ってきた善嶺と京一は江戸時代の自分たちの幸せを守るため、善宗が死ぬのを阻止しようとする。 辻斬りや呼吸困難など様々な災難が善宗を襲い、その度に必死になるふたり。 どうやっても殺される運命の善宗。また、何度もタイムスリップするうちに制限があることを掴んだふたりは更に焦る。 これで最後というとき、善宗と京一郎に出くわし、そして犯人も前にする。善宗を手にかけていた犯人はなんと友人の先祖だった。友人の先祖、南千と名乗るその男は善宗をひどく憎んでおり、姉の敵だといって仇討ちにやってくる。善宗はどうにかやり過ごそうとするが、南千も手練れ。やっと決着がつき、もう二度と善宗が殺されることはないと悟った善嶺と京一は現代に戻る。 過去と現在を行き来し、ふたりの仲に友情以上のものが芽生え、ふたりは月の光の下、一緒になる。 新学期が始まるとすぐに修学旅行で沖縄に行くふたりだったが、そこではしゃぎ過ぎた善嶺と助けようとした京一が一緒に海に落ちてしまう。気がつくとそこは……。 江戸と現代を行き来するタイムスリップラブストーリー! バディもの
読了目安時間:38分