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癒術師になる為、専門の学校に通う麻耶。 自分は非才で凡才だからと、人一倍修練と勉学に励む麻耶だったが、一年が経ったある日、宮廷付きの精霊術師にならないかとお声がかかる。 宮廷——国領である咲夜が住まうその館は、宮廷付きの役職でない限りは、一生の内に一度足を踏み入れるか入れないかといった場所だ。 そんなところに、指名で働けるチャンスが来ようとは。 何でも、幼少の頃よりずっと一緒にいるライム、もとい精霊セレスは、本来誰に懐く筈もない程に強大な力を持つ精霊で、麻耶の方にも、それを使役するに足る潜在能力があるのだとか。 嘘だ嘘だとは思いながらも、悩んだ末、麻耶はその話を受けることにした。 刃を出さない刀使い? 有名貴族と同じ部隊!? 果てには勅令魔物対峙!?!? 私の思ってた癒術師って、こういうのじゃない…!
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空想図書館について。
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