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キノハタの活動記録。 共同制作とか、どうしても伝えたいこととか。あとは思いついたことか。
読了目安時間:1時間22分
「よろしく、みつき。握手しよっか」 「それは『命令』?」 「んー、『お願い』かな」 「『命令』でないなら、実行する義務がない」 裏社会の元締めやってるくそババアの元から、私は一人の少女を連れ出した。 元はババアと敵対する『組織』に造られた専門の殺し屋だそうですが。 ババアの言いなりに、この子を殺し屋として扱うなんて癪じゃない? だから徹底的に、牙を抜いて、甘やかして、優しくして。 殺傷用の狼を、可愛い可愛い愛玩動物に仕立ててあげましょう。 そうして、いつか君が、君だけの幸せを見つけることができたなら。 そんなことを妄想して、今日も私は笑っているのです。 これは、無力な女子高生の私と、えらく強い殺し屋少女の物語。 きっといつか君が幸せになる、そんなことを願う物語。
読了目安時間:3時間56分
ノベラは激怒した。 必ずかの邪知暴虐な極宇宙アイドルを取り除かなればならない。 ノベラは女神である。 ノベラはコンプラがわからぬ。 いや、わかってはいるんだけど、そこはある程度踏み抜きたいお年頃でありつつも、「いや、やっぱ怒られっかな。どこまで踏み込んでいいのかうーん、いやでも楽しそうだし。そこは社会人としての責任とか……もういいや、やっちゃえ!」という結論に達したのである。 ノベラは走った。 セリヌンティウスは待っていない。 ステラはまだ枕に涎を垂らして寝ている。 うれしぬ子は昨日の徹夜のせいで腹を壊している。 ノベラは走った。 朝日眩しく輝くあの弥生コーポレーションへ。 『私、これから土器になります』 社内メールにそれだけのメッセージを残して。 多分、後で怒られる。
読了目安時間:2分
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2021/2/27 22:48
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大きくて古い生き物がこしらえた円い箱庭、ゲイハナダンバの物語。 ある日、ヒトならぬ少女、ペコラは育った村を飛び出します。 わたしはヒトとは違う、強い生き物だ。 そう疑いもなく生きてきた彼女は。 そうして様々なヒトビトに出会います。 想像もつかない人生を歩んで来た女たち。 呪われたかのような運命に翻弄される男ども。 己の腕一本で己の生を切り開いていく強者たち。 到底理解出来ない結末を定められた生を喜んで生きるそのヒト。 残酷で醜悪な呪いを受けてなお美しく強く胸を張るそのヒト。 セカイを旅して、様々な体験をします。 自分の無力さを恥じ。 ヒトの強さを羨み。 好きになり。 恐れられ。 恨まれ、恨み。 出会いに喜び。 別れに涙します。 そうやってセカイを知った彼女を、旅路の果てに待つものがあることを、彼女は未だ知りません。 ──────────────────── ・第4章「クノワとセミオ」最終話、(5) セ・セミオ姫のふられ方が進行中です。 ・2023/4/1 蒼(あお)さん(@aooomi_ao) に描いていただいた扉絵を掲載しました。 タイトルフォントはDo-Font様 『手書きフォント「殴り書きクレヨン」』 (http://font.sumomo.ne.jp/font_2.html) を使わせていただきました。 ・蒼さんpixivには風景、キャラクター、クリーチャーとそれぞれに魅力的な作品が 沢山掲載されているので、こちらもどうぞ! https://www.pixiv.net/users/39691863
読了目安時間:13時間42分
2020/10/10 200話記念により表紙がつきました。 志茂塚ゆり様、ありがとうございます!! 基本は書き手の私ですが、自分に足りないものを補うため、色んな思いやその中に隠されたものを理解しくみ取る能力を身に着けたくて隠れた名作を読んで学んでいきたいと思っています。正直者ゆえ、酷評になってしまいがちな可能性はありますが、それでもいいですよ!という心優しい方の作品をお待ちしています。もしかすると、勝手に読んで勝手に感想の時もあるかもですが、そのへんは許してくだされ…… 皆さまの素敵な作品をお待ちしています。よろしくお願いいたします。 *** ※200話以降のエピソードは「次へ」のボタンを押さないと開けません。 201話以降のエピソードを探す際はお手数ですが次のページを開いてくださいね! ※何度か自主企画の運営をお手伝いor企画を立ち上げる、といった回数が多くなりましたので、読書順番票の次のエピソード、『4話』に参加する企画、主催する企画などのお知らせを残していくようにいたします。終わった際はお礼を述べた後に<非公開>させて頂きます。 作品紹介と共に、よろしければチェックしてみてくださいませ。
読了目安時間:13時間1分
【書籍版発売中!】啼かないカナリアの物語 ~ 声を出せない魔法使いと模造の小鳥の探しもの ~
【書籍版第一巻好評発売中です!】
311,950
6,020
異世界ファンタジー
長編
147話
480,904字
2022年12月10日更新
この世界の魔法は声に出す事で発動される。 カナリアと呼ばれる少女は魔法使いだった。ただし、物心ついた時から彼女の声は出ない。 声が出ない魔法使いは一人もいない。カナリア以外は。 彼女は、相棒であり、大切な存在でもある、小鳥の形をした金属ゴーレムのシャハボと、探しモノの旅を続ける。 彼女は強い。 しかし、取り巻く運命は過酷である。目的の為に奔走するカナリアを、凄惨な戦いへと導き、様々な思惑のひしめく深謀の渦中へと誘う。 今もまた、肩を並べて同じ任務をこなした、善良なはずの冒険者チームが彼女の前に立ちはだかる。 彼らは知らない。カナリアの進む道を遮る事の結末がどうなるかは。 そして、カナリアもまた知らない。この結果が、渦巻く陰謀の始まりだという事を。 ただそれでも、彼女は突き進む。相棒のシャハボと一緒に。自らの願いの為に。 これは、声の出ないカナリアと言う魔法使いの、望みを見つけ叶えるための物語。 # 小説家になろう様、カクヨム様でも同時掲載をしております # 表紙絵の方は 大福餅さん (Twitter @daih033) から頂きました! ありがとうございます! # 一章完結しました(2021/02/05)
読了目安時間:16時間2分
1000年以上前のこと、1人の天使が地上に訪れた。背に大きな美しい翼を広げ、この地で人間と交流をしていた。 天使は神の遣いとして、人々に豊穣と発展の手助けをしていた。人々は、神へ信仰と貢物を捧げた。 天使は、地上で多くの人々に好かれた。天使もまた、多くの人を愛した。 多くの人が、天使の恵み、御業をうけるため、この町へと住みついた。町は発展していった。 やがて人々は、自分たちで未来を切り開く力を手に入れた。 そんな折、神は天使へと天界への帰還を命じた。 天使の消失を恐れた人々は、天使の翼をもぎり、この大地へ拘束した。 それが、800年前の話。 天使の住む町。私の住む町は、周りの街からはそう呼ばれている。 そして私は、拘束された天使様のお世話役を務めることとなった。
読了目安時間:7時間0分