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2021年3月8日更新
ここの食べ物はマズい。栄養はある。 食の娯楽ってどうなっているのか、 と疑うレベルの残念な味。 前の世界で底辺編集者(40代独身、契約社員、収入僅か)をしていた俺が、 こちらの世界の“貧乏”貴族の長男として生まれ変わった。 しかし、出来の良い弟がいたことで、 もう用無しと家から放出され放浪中。 前の世界の記憶を頼りに 村や町や街を転々と日銭を稼いでいる。 たどり着いた街は大きいけど活気がない。 美味いというものへの興味がない。 入った店で美味い物作って、喜ばれ、 タダで数日泊めてもらって、また次の街か国へ。 今回もそんな気軽に考えていたのだが、 そう簡単にはいかなかった。
2021年2月16日更新
4話完結短編です。 同人誌で発行している冊子に挿入していたストーリーで、 短くまとめたことで初見さんには少し難解な設定になったかもしれません……。 かなり初期に書いたものなので……いわけばかりですみません。 ______________ 百人一首の歌人より異能力を引き継ぐ者【襲名者】たちが、京都を舞台に、各々の主張や縄張り争いを繰り返す。 しかしその裏に隠されているのは、怨霊・詠み人知らずが起こす災厄を鎮めるため。 市民は誰一人気づくこともなく、約1000年もの間、秘密裏に行われている。 これは、京都鞍馬と大原を治める襲名者≪藤原定家、紀貫之、清原深養父、源俊頼、藤原俊成≫たちが集まり、協力し合っていくストーリー。 ※小説家になろうに掲載している作品・短編『さくやこのはな』烏羽陣営 はじまりの話を加筆修正しています。
2021年2月11日更新
2015年4月。京都岡崎付近の話。 百人一首の歌人より異能力を引き継ぐ、高校一年の栗山季乃が迷い込んだのは、京都に災厄をもたらすと言われている敵・詠み人知らずが現れる空間だった。異能力を持っているが、争いを避けてきた季乃を助けるのは、幼馴染の坂本天音。そして唐紅陣営の在原業平、在原行平兄弟も加わって、岡崎付近に澱みをもたらしている存在に対することになる――。 登場人物: ●栗山季乃・くりやまきの・右近の襲名者:15歳女子、文京高等学校一年。 手足もすらりと長く、とはいえやせ細っているのではなく無駄な肉が無いと感じられる身体つき。 ●坂本天音・さかもとあまね・藤原敦忠の襲名者:15歳男子、文京高等学校一年、特進コースクラスA、軽音楽部。 ●吹田一夜・すいたかずや・元良親王の襲名者:15歳男子、文京高等学校中退してサーフショップ店員。 ●在原業平:陣営長、21歳男子、大学を自主退学し、ありわら探偵事務所を立ち上げるために準備中。 ●在原行平:26歳男子、京都大学院博士一年。邪魔臭いと言いつつも弟・業平の面倒を見るのが好き。 ●曽禰好忠:16歳男子、京都芸術高等学校映像メディアデザイン表現コース二年。かまってちゃん。 ●喜撰法師:陣営長、年齢不明。他陣営を邪魔したいだけ? ※小説家になろうに掲載している作品を加筆修正しています。 ※資料:国土地理院
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2021年3月8日更新
女神は禁忌を犯す 地上に残された罪の証 それを巡り 新たな神が舞い降りる ※サイト15周年の記念作としてクオン編が同時更新がとなります。 毎日21時更新。クオン編より3000年前の物語で、シオン編のあとになります。これだけでも楽しめますが、その前やその後も併せて読むと、もっと楽しめると思います。 戦闘シーンがあるので、念のためセルフレイティングにチェック入れてます。
2021年3月8日更新
──いまに見てろー! いつか絶対、みんなをあっと言わせる大発明をしてやるんだから! ニーナは錬金術師としての成功を夢見る15歳の女の子。目標は世界を揺るがす大発明を自らの手で成し遂げること。その夢を叶えるために、ニーナは毎日のように新しいレシピ開発に取り組んでいた。けれども── ぼふん! またしても上がる黒煙。もくもくと、煙突をくぐって青空を黒く染めるそれは、調合が失敗に終わったことを物語っていた。今日も失敗。昨日も失敗。その前の日も……。たまに成功したとしても、できあがるのは欠点だらけのガラクタ品ばかり。いつしかニーナは村の人たちから「ガラクタ発明家」と呼ばれ、からかわれていた。それが悔しくて、悔しくて。 ニーナは考える。錬金術に欠かせないのは珍しくて上質な素材だ。優れた発明品には、それ相応の優れた素材が必要なのである。それなのにこんな辺境の村では、まともな素材すら手に入らない。夢を叶えるには、この村でのんびりとチャンスを待っているだけじゃダメなんだ! ニーナは決心する。錬金術師なら誰もが憧れる街、工房都市クノッフェンに行こう。そこで錬金術の腕を磨いて、いつか偉大なる発明家たちと肩を並べられるような存在になろう。有名になって、「ガラクタ発明家」と馬鹿にしていた村の人たちを見返してやるんだ。そう心に誓ったニーナはもう誰にも止められない。親が反対するのを押し切って、クノッフェンへと旅立つのであった。 (イラストは与瀬さんに描いて頂きました。第一章の途中で出会うシャンテちゃんです。圧倒的感謝!)
2021年3月8日更新
2020/10/10 200話記念により表紙がつきました。 志茂塚ゆり様、ありがとうございます!! 基本は書き手の私ですが、自分に足りないものを補うため、色んな思いやその中に隠されたものを理解しくみ取る能力を身に着けたくて隠れた名作を読んで学んでいきたいと思っています。正直者ゆえ、酷評になってしまいがちな可能性はありますが、それでもいいですよ!という心優しい方の作品をお待ちしています。もしかすると、勝手に読んで勝手に感想の時もあるかもですが、そのへんは許してくだされ…… 皆さまの素敵な作品をお待ちしています。よろしくお願いいたします。
2021年3月8日更新
獣人の少女は前世で果たせなかった目的を遂げる為に、再び冒険者となった。彼女の前世を知る人たちの間で、それを隠しながら。 少女が手に入れる力と、目指すものと、過去の思い出と、様々なものが絡み合いながら明かされていく。 獣人少女の冒険と恋愛の話です。 物語に混ぜ込まれた伏線、話が進むごとに明かされていく過去や謎をお楽しみください。 ------------------- ※若干の残酷描写や性的な事を連想させる表現があります。 ※この作品は「小説になろう」「アルファポリス」他にも掲載しております。
2021年3月8日更新
幕末維新の激動最中の明治2年、出羽国にひとりの男の子が誕生しました。少年は賊軍の地に生を受けながらも、教育熱心な家族の愛情の中で成長していきます。彼こそ、後にポーツマス日露講話条約の随行員として堪能なフランス語を駆使して講話締結に尽力し、第一次世界大戦後に成立した国際連盟の日本全権として活躍、その人格的高潔さは世界的にも称賛されて、アジア人として初の国際司法裁判所長官に満場一致で選出された法学博士安達峰一郎です。
第1章完結。第2章はじめました。