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2019年12月19日更新
安楽死施設の彼女。そして自殺者達。自殺する人間に名前は要らない。性別も要らない。 今から自殺する人間にだけ認識できる混乱の表現、俗な生活を超越した『ナマの現実』。 そして生そのものを『虚空』へと滅する彼女。静寂。 その軋み。 リストカットの跡そのもののような小説だ。 おそらくここで試みられたのは、岡本太郎、山口小夜子的な意味で、あらゆる『生』から逃れ続けるということ。生からは絶対に離れられない以上(そもそもその生も明確に定義できないんだから)、それは絶望でしかない。同時に諦念でしかない。だから矛盾による夢想しかできない。そんなだから、今から自殺する人でもない限り、何の関心もない退屈そのもののような文章が続いている。今から自殺するようなひとなら、ワタシが何をしたがってるのかはわかってくれるかな?
2019年8月18日更新
そこらのものとは一線を画すような、なかなかお目にかかれないスペシャル(特別)なエッセイをお届けしましょうーー。
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