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無明戦士ボンノウガー3
2021/1/1 0:00
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2021年1月26日更新
銀河の辺境に開拓された植民惑星エンデラは、入植から三十年経ってもなお自立の気配なく、今なお本国の支援にたかり続けるお荷物惑星。しかも『龍』と呼びならわされる現地の巨大生物が時折暴れまわるというからたちが悪い。 そんな問題の星の住人たちも、負けず劣らずひと癖もふた癖もある輩ばかり。龍を仕留めることに執念を燃やすハンター紛いの保安官、怪しげな情報が飛び交うバーを営む義眼の女、本国に戻る日を指折り数える役人気質丸出しの責任者、ちっぽけな星の経済を牛耳る大物気取りのちょび髭オヤジ、等々。 そこに現れたのは、女遊びが過ぎて出世街道から転げ落ちた、元エリートのニヤけた青年。本国の宇宙港爆発事故の責任を押し付けられて左遷されたという彼には、どうやらそれだけではなさそうな雰囲気がつきまとう。果たして彼の登場がこの星に新たな風を吹き込むのか、それともさらなる混乱を巻き起こすだけなのか。 宇宙港爆発事故の謎を縦軸に、龍が棲まうという辺境の惑星で繰り広げられる、個性豊かなクズ共の競演、どうぞご笑覧ください。 ※カクヨムと重複投稿になります。 ※毎週火曜・金曜のお昼更新を目指します。
2021年1月24日更新
滅びゆく世界の伝奇×アクション×ラブコメディ! とある休日の黄昏どき、再就職を控えた青年・苗代沢は「真っ白な少女」をめぐる誘拐事件に巻き込まれた。窮地に陥る苗代沢だったが、とあるジンクスによりアウトローに生きる友人・ミソノに結果として助けられることに。とはいえ、困った「巻き込まれ体質」の苗代沢にとっては珍しいことではなかった。だから流してしまった。これにより、苗代沢は世界の裏側で暗躍する者たちの「化物探し」に呑みこまれたというのに。 気づけば真っ白な少女は幻のように消えていた。そうして、苗代沢の周囲で奇怪な事件が発生し始める。事件ではない。それは遠い過去から続く連続的な計画だった。たとえば、いたずらに消費された無垢な少女たち。とある化物を発端とする脆弱性と、十五年前の東京タワー爆発事故。国家権力の介入できない宗教組織の凶行を誘う、欠け落ちた神様のかけら。地下にうごめく秘密結社の統治者はとっくに狂っていて、世界はもはや取り返しがつかない。 緩慢に現実性を失いつつある世界で、変わらぬ日常を求め続けることは間違いらしかった。 であれば、いずれ来る世界の終わりに。 「君」を撃たねばならない。 —- 毎週日曜21時に更新します。 ローファンタジー作品ですが、そこに息づく人々のヒューマンドラマをしっかり書いていきたいです。
応募は随時受け付けております。お気軽に!