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陸上部では鬼先輩として親しまれている――本人はただ真面目なだけなのだが――木島衣乃。 その後輩の明空智美は、部活に真面目というほどでもなく、頼りなくて甘い感じの、本来なら全くタイプの違う存在だった。 しかし、智美が定期券を落として一緒に探したことから、衣乃は智美と頻繁に接することになって、自分の経験していないような体験や、智美の知らない面を知るようになる。 しかしそれとともに、過去の因縁についても衣乃は知ることになり――。 ------------------------- ・作品中に非現実的な超常や異能といった設定は登場しないので現代ドラマとしていますが、 人によっては若干のファンタジー要素と思われるものを含みます。 全部で2万字弱の作品になります。 全12回更新(2話同時更新1回)の予定です。 初回は12月28日の21時5分、以降8時5分、12時5分、19時35分に更新します。 最終日のみ20時35分に最終回を更新します。 ・キャラフレ・ゲートウェイプロジェクト内ゲーム制作サークルGCCブース(https://gcc_game.charafre.net/)でスライドノベル版を公開しています。(別名義ですが作者は同一です) ・カクヨムにも掲載しています。
読了目安時間:38分
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現実より多くの人々が野球に熱狂し、男女問わずプロの舞台にさえ飛び込む別の現代。 無名選手の月出里逢(すだちあい)は高校3年の秋、野球への未練を完全に断ち切る為、分不相応だと自覚していながら敢えてプロ志望届を提出し、その年のドラフト会議の日を迎えた。テレビの前で同年代や大学・社会人の有名選手が次々と指名されていくのを溜息交りに眺めていたが、六巡目で逢はまさかの指名を受ける。 逢を指名したのは、日本球界12球団で"最弱"と名高い天王寺三条(てんのうじさんじょう)バニーズ。そして逢の指名を促したのは、かつての高校球界のスター投手で、現在は女子大生でありながらバニーズのオーナーも務める三条菫子(さんじょうすみれこ)。1学年違いの逢と菫子はお互いたった一度だけ練習試合で対戦したことがあった。 体格に恵まれず、実績的にも本来なら指名に値しない逢だったが、実は人間離れした身体能力を持ち、そして、その身体能力さえも霞む程の類い稀な才能を秘めていた。菫子は逢の破格の潜在能力を見抜き、球団再建に加え、ある別の目的の為に逢を引き寄せたのである。 これは、実力も精神もまだまだ未完の大器である月出里逢が、幾多の困難を乗り越え、やがてとある怪物投手と共に"史上最強"と謳われるまでの英雄譚。そしてそんな彼女と共に困難を乗り越える者達と、彼女に挑む者達の群像劇。 (1~3日に1回くらい?のペースで1回2000文字前後くらいを予定) (更新はAM12:00かPM18:00くらいになることが多いです) twitter:https://twitter.com/best_yayoilover 表紙絵や挿絵、設定画など:https://www.pixiv.net/users/57502957
読了目安時間:14時間46分