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勇者が魔王を倒してから300年余り。 人族と、魔物と魔族、かつては妖精と呼ばれた精霊たちの住まう世界。 世界は明らかな変容を遂げていた。 世界を隔てる世界樹群の出現により、他種族の争いは治まった。 同時に世界中で魔法が使えなくなったことで、精霊以外は勢力を弱める結果となる。 人族は生まれながらに天職が備わっている。 ところが無職で生まれた少年がいた。 何者にも成れぬ少年は、勇者に挑む。 討つべき相手と定めて。 ――勇者だけが世界を救えるわけじゃない。 ============================== 『勇者は転職して魔王になりました』の続編となります。 こちらから読み始めても、お分かりいただける内容を心掛けるつもりです。 もちろん、前作をお読みいただいた方が楽しめるかと存じます。 【更新情報】 毎週日曜日、本編5話+SS 【表記説明】 「」:口頭による会話 『』:意思疎通による会話 ※キャラにより通じない 【】:スキル ≪≫:能力使用時 ▼設定はこちら https://novelup.plus/story/813141752 ※『小説家になろう』でも投稿しております。
読了目安時間:1時間45分
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ネタバレ
風の国のお伽話(第二部)1
2022/5/21 15:17
ネタバレ
風の国のお伽話2
2021/10/2 18:57
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本作品は「風の国のお伽話」の続編であり、同作および「風の国のお伽話(幕間)」をお読み下さった方々に向けて書かれたものです。 むかしむかし、あるところにあったヴィンティア王国という名の風の国の、山村での戦いのその後の物語。 小さな子爵領の臨時領主を国王から命じられた王族ユーキと、ユーキに戦いの才能を見出され生まれ育った愛する村を出て仕えることになった村人ケン。 前領主の遊蕩とその悪徳代官の放埓のために乱れた領をを立て直すため、周囲の者達や黒く深き魔の森に棲まう妖魔にも支えられながら、二人は懸命に努力する。 やがてケンはユーキに命じられ、王都で近衛軍の訓練を受けてさらにその才能を磨く。 しかし王都には胡乱な貴族達もおり、国の権力の座を奪い取ろうと怪しげな企みを始め、ついには王家の人の動きに乗じて大事件を引き起こす。 魔法は無い。ジョブもスキルもアビリティも無い。そんな世界にもヒーローが必要になる時はある。 力を合わせて国の危難に立ち向かう二人と、二人を支える周囲の人々を描いていきます。 魔法っぽいものは妖魔にしか使えません。人間の戦いは剣や弓矢などの武器だけで行われる世界です。 妖魔は気に入った人間以外に関わることは好みませんが、その領分を侵せば容赦はしません。その強さは、人間は到底太刀打ちできないほどのものです。 第二部ではケンの恋愛が描かれますが、第一部同様に甘っチョロいです。 性的表現のセルフレイティングは念のためのものです。 戦闘で人が死傷する描写がありますので御注意ください。 この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。 表紙絵は雪丸ぬん先生作。使用許諾を得ております。 ※「小説家になろう」と同時掲載
読了目安時間:18時間15分
時は江戸時代の初期辺り。場所は大江戸浅草浅草寺(せんそうじ)そこから、物語は始まる。 古き月の他に新しき月があらわれ、江戸の町に不安があふれる。月詠という新しい月から生まれ落ちた存在に、里を抜けた伊賀の天才忍者才蔵は命を救われる。 次々と現れる個性の強いキャラクターたち。柳生家の双子、宗冬(むねふゆ)と宗春(むねはる)。天才陰陽師、土御門泰誠(つちみかどやすまさ)。そして、何処からか現れた古き四神(ししん)……青龍、朱雀、白虎、玄武。 彼らが時に競い合い、時に対立し、時に力を合わせて、襲いかかる様々な怪異に立ち向かっていく。 月詠が持つ抗いようがない力、仲間が増え、やがて……それは、大きなうねりとなる。
読了目安時間:29時間50分
【作品紹介】 これは、物語を考えないまま書き始めた物語。 最初は、ファンタジー世界を舞台にした短編のラブコメを書くつもりだった。しかし、そうはならなかった。 ラブコメが何たるかを知らず、そもそも、小説すら読んだことのない私が、小説など書けるはずもなかった。 しかし、書き進めるうちに、物語が浮かんできた。 このキャラクターは、どうしてこうなったのか? 彼らの過去には、何があったのか────? それらの疑問が積み重なり、繋がり合い、物語は構築されていった。 ラブコメを書くつもりだったので、当然恋が始まる。思いついたのは【絶大な力を秘めた女性が賢者に一目惚れをする】というものだった。 最初に思いついたヒロインはラシディアといった。 賢いが少し天然の可愛らしい魔女とした。 次に思いついたのが、ジュメイラという戦士だった。ラシディアとは対照的で、グラマラスで快活、しっかりした感じの女性だった。 あまり深く考える事もなく、ヒロインはラシディアとし、ジュメイラはその義理の姉とした。 次に、ラシディアが誰に、どういった経緯で恋に落ちるかを考えた。 今思えば、恋に落ちるまでも重要な物語であるはずなのだが、何しろ私は小説初心者。短絡的に【一目惚れ】という安直な方法を選んだ。 賢者との出会いはこうだ。 ヒロインたちが街へ来て、偶然出会って一目惚れ────。何とも捻りのない流れだ。よくこんな設定で話を続けようと思ったものだ。 しかし、当時の私にはそれ以上の発想は一切浮かばなかった。 ヒロインたちは街へとやって来た。なんの為に? そうだ。街へ行く理由が必要だった。 そこで咄嗟に考えた。それが、【めちゃ強い魔物を倒さないと手に入らない素材で作った特別な魔法薬を売りに行く】というものだった。 そして、その魔法薬の噂を聞きつけた賢者がやってきて出会う──。そうだ、それにしよう。 その程度の考えで物語は進められた。 しかし、私は思った。──ラシディアたちって、何故そんな力を持っているのだろう、と。 二章を書き終える頃、ようやくその答えが分かった。 太古の昔より続く忌しき宿業──。彼らには壮絶な過去があり、過酷な未来が待ち受けていた。 それを描く為、第三章から主人公たちの過去へと遡り、この物語は始まる────
読了目安時間:17時間8分