少年と少女が荒廃した世界で懸命に生きる物語が好きです。 ※投稿している小説は、後ほど縦読み、紙本媒体で読んだときに読みやすいように構成しております。そのため文字が詰まっているなどネット上では読みづらさのご不便があるかと思いますが、ご容赦ください。 ※ペンネーム変更しました(旧名義 真白芽依) ※カクヨム、小説家になろう、note、pixiv、Twitter、アルファポリス、星空文庫などにも作品を掲載しています。また、何度か名義が変わっています。 ※直近ではりゝ、蒔田莉々、星撫めれなどは私です。
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雲海を泳ぐ長命の鯨の背中で、肺呼吸の生き物たちは生きている。 一体の鯨が老いて死ぬとき、選ばれし王の血族が新しい鯨と契約をし、新たな大地を生み出さなければならない。 さて、奴隷の少年イース=イーダは、先の戦争で理由もわからず地下牢にとらわれていた。彼には古の王族の血が薄く流れていたのだ。血筋を理由に解放され、契約者として命を握られたイース=イーダは、政治家たちの言いなりになることを嫌悪し、鯨上都市の片隅で雲海を睨みつける。 イース=イーダが身投げをしようとしていると勘違いし、声をかけてきたのは、海女として生きる少女ヘルミだった。 空の上の歪な街で、少年と少女が出会い、小さな白鯨を連れて、旅をする。これはそんな、どこか温かくて、さみしくて、優しい物語。 ☆キャラクターデザイン、イラスト:ふぬゅ様(Twitterアカウント→https://twitter.com/fufufu_matsu) ※カクヨムにも掲載しています。
読了目安時間:15分
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黄金の髪にヒスイの目。魔法が存在し、忌み嫌われる世界で、リリー・ゴールドは何でも屋を経営していた。魔女であることを後ろめたく思わなくてもいいように。その一心で、彼女は仲間と共に依頼をこなす活動を続けていた。 ずっと探していた男イオニアスが見つかると、それと同時に不穏な影がゆらめき立つ。魔法によって様々な事件・災害が引き起こされ、自分と同じ魔女が敵となって立ちはだかる。それらを解決していくうちに、思いもよらない大きな陰謀が姿を現すのだった。 魔女たちは己の深いトラウマにさいなまれながら、かつてない苦境を切り抜けなければならない。 問題だらけの彼女たちが手にするのは、新しい光か。それとも過去への絶望か。
読了目安時間:6時間24分